ダンスのレッスンではじめにやるのはストレッチなどのウォーミングアップ運動。今回は子供へのストレッチの教え方についてまとめました。
子供目線になってわかりやすく教えるのがポイントです!
そもそもストレッチって何でするの?
答えは怪我の予防です。このくらいは小学生にも説明ができると思います。初めてダンスをやる子供やストレッチのサボり癖がついてる子にはなんでストレッチをやるのかを伝えるとストレッチへの取り組み方も変わってきます。
「みんなは怪我したくないでしょ?怪我したら踊れなくなっちゃうんだよ。だからストレッチをして柔らかくして動きやすくするんだよー。」などと私は伝えてます。
※補足ですが、私はレッスンで子供のストレッチを見るとどれくらい踊れるのかっていうも見抜いています。ストレッチの動きを真似る動作でどれだけダンスができるのかチェックできる、初めて来た子のストレッチを見ながらスキルとレッスンのプランを考えたりします。
前屈してベターっと床に上半身がつくには
身体が硬い人、開脚前屈して床に肘が付かない人というのは1つの動作ができてません。
骨盤が立ってないのです。
説明します。座った状態にして骨盤が床と垂直になるようにしてから前屈して初めてモモの裏側が伸びるんですよ。
赤いところが骨盤です。雑なイラストですみません(笑)。
骨盤が立たせると背中がまっすぐになり、お尻がちょっと後ろにでて反り腰のように見えます。
こうなってると裏側が伸びるので前屈して徐々にモモ裏を伸ばせていけば床に肘がつき、その次におでこがつき、そして顎がつつき、最後に両肩がつくようになります。
ダンスのレッスンで開脚して前屈するストレッチが多いのは開脚した方が骨盤が立ちやすくなるからです。上記のイラストのように足を閉じたままで骨盤を立たせようとするよりも開脚したほうが早く感覚がつかめるようになります。
↑骨盤が立ってない人の横から見たときのイラストです。
骨盤がうしろに傾いている人の特徴は背中が丸まって腰が後ろに傾いてます。こんな状態でなんとか前屈しようと一生懸命前に倒れようとするので膝が曲がります。子供はだいたい内股になってます。
骨盤が後ろに傾いているとどれだけ頑張ってもベターッとつけるようにはなりません。
子供への教え方はわかりやすく例える
子供たちに対して「はい、骨盤立たせてた状態のまま前屈して〜!」って伝えたとしても頭にはてなマークがつくだけです。こういう場合はわかりやすく例えてみましょう。
座って開脚してる状態で私はこのように伝えてます。
「あのね任天堂スイッチってあるでしょ?みんなの腰のところに任天堂スイッチくらいの骨が入っててるの。それで任天堂スイッチが後ろに傾いていると前にベターッといけないの。だからスイッチをまっすぐにしてみてー!」
任天堂スイッチはおおよそみんな知ってると思います。もしも知らなかったら他に手頃な大きさの子供たちがよく知っている身近なものに例えるようにしましょう。
骨盤を立てるようにするには一言。
「はい、お腹のばしてー!背中ピンとしてー!」です。
開脚したままで肘が前につくようになればあとは徐々に伸ばしていくのみです。
肘→おでこ→あご→両肩
と床につけられるレベルを少しずつアップしていきましょう。
まとめ
いろいろ書いてみましたが、子供たちに口頭説明するときに長ったらしくなると子供は聞かないです。見て真似た方が実際早いし、触って直接指導したほうが早いですが10人以上いたらストレッチの指導だけでレッスンが終わってしまいますので口頭説明も大事になってきます。
子供たちにできるだけわかりやすく例えながら伝えていくことを大事にするとよりでしょう。私の教え方を参考にしてアレンジ加えて自分のものにしていってくれたら嬉しいです。
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