【ダンス用語】アイソレって何?アイソレーション初級編〜動画UP!〜

アイソレーション

ダンスのレッスンで「アイソレ」って言葉を耳にしたことはありますか?

ダンスレッスンでよく出てくる「アイソレ」とはなんのことでしょう。

結論からいうと、

アイソレとはアイソレーションの略でダンスのトレーニング方法の一つです。

アイソレーションの初級編についてわかりやすくまとめてみました。

この記事を書いているのはダンス指導歴18年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオを経営して子供から大人までダンスを教えています。

そしてYouTube動画ものせておきます!アイソレをやってみたい方は一緒にやってみてください!

 

ダンスのアイソレって何?なんでやるの?

意外と知らないアイソレについてまとめてみました。

アイソレとは何か?

ダンスでよく言うアイソレとはアイソレーション(Isolation)の略称です。

アイソレーションとは英語で意味は独立・分離という意味です。ダンスでのアイソレーションというのは簡単に言うならば身体の一つ一つの部分を独立させて動かすトレーニングのことをいいます。

なぜダンスでアイソレーションが必要なのかというと2つ理由があります。

①可動域が広がる

可動域が広がるということは、ダンスをしたときに大きく踊れるようになるからです。

可動域というのは動かせる範囲ということです。例えば、腕を上げるとして下から上げて肩のところまでしか上がらない人と、頭の上まで腕が上がる人がいるとしたら、頭の上まで腕が上がる人がいるとしたら後者の方が可動域が広いといえます。

②身体を正確に操れるようになる

一つ一つの部分を動かせるようになれば、思うように身体が使えるようになるので、ダンスの動きの精密さが増していきます。身体のコントロール力を身につけられるのがアイソレです。

 

要するにアイソレはダンスをうまく踊れるようになるための基礎運動なのです。

 

アイソレは可動域広げてコントロール力をつけるものとして知っておけばOKです!

アイソレする部分は基本は大きく分けて4つ!

アイソレーションする部分ですが大きくわけると4つです。

基本は首・肩・胸・腰の4つです。

「4つなわけがないだろっ!」とダンサー仲間から指摘されてしまうかもしれませんが、ここでお伝えしているのは基本の初級編ですからね。あしからず!

 

おそらくアイソレーションをもっと追求していくと関節の曲がる位置、角度一つ一つがアイソレつまり、独立して動かすトレーニングができると思います。

 

しかし気が遠くなってしまいそうなので、初心者の方は大きい部分、この首・肩・胸・腰をまずはじめにやってみてください。

アイソレの動かし方はどうやるの?

続いてアイソレの動かし方です。

アイソレのそれぞれの部位は基本的には前後運動と左右の運動がメインとなります。

正確に動かせることや可動域を広げることの他にも動かす速さまでコントロールできると尚良いです。

 

アイソレは部位運動なので身体の他の部分はなるべく動かさないようにして、いけるとこまで動かして可動範囲を広げます。

首で例えると、首を前に動かすときに上半身が一緒に前に動かないように意識しましょう。

4つのコーナー(角)を通ると回って見える!

前後左右4つのコーナーを右回りもしくは左周りすると地面と並行して回っているに見えます。

首で例えると、首を前に出す→右に移動→そのまま後ろに引っ張って→左に移動

となります。

肩の場合は上下前後の4つのコーナーになります。

肩は初心者さんだと上下運動なら皆さん出来るのですが、前後運動となると一気に難しくなりますね。

アイソレのポイント

動かすことに慣れてきたら速いテンポでもアイソレできるようにすると速いテンポのダンスを踊るときにも身体が効くようになります。

鏡と先生と自分を交互に見て角度が合っているかどうか、正確に動かせているかどうかを見ながらアイソレすると上手くなっていきます。

先生によってアイソレが異なる点について

初心者さんが一同に迷うことがあります。先生によってアイソレのやり方や使い方が違う点です。

「あの先生ではこうやって教えてもらったのに、この先生はこうやって言ってる。どっちに合わせたら良いの!?」っと悩んでいるのならお答えします。

アイソレというのは先生によって違う統一性のないものなのです。私もダンス初心者の頃は同じように疑問に思っていましたよ。

先生によってアイソレの方法すら違う!

先生によってアイソレの方法、動かし方が異なります。

説明しますと、可動域をめちゃめちゃ広げてほしいって思ってる先生は他の部位も多少なりとも動いちゃってもいいっていう先生がいます。

また別の先生は一つ一つの動きの精密さに重点を置いてる先生は絶対他の部位を動かすなっていう先生もいます。

どっちを信じればいい?って感じですよね。もう誰を信じたらいいのかわかんない。

そう思ったらどんどん読み進めていってください。

もう一つ、前というのがどの角度で前に動かすのかも先生それぞれで違うのです。

アイソレの正解はどれなのか?どれも正解です。

アイソレのどれが正解かっていうとダンスは自由ですのでどれも正解です。

何で先生ごとにアイソレが違うのかって言ったら先生もそれぞれにオリジナルがあるんですよ。

日本語でいうと癖ですね。

先生のダンスを踊るためにに必要なアイソレをレッスンで取り入れてますので、先生ごとにアイソレのトレーニングも異なるのです。

自分の好きな方法でアイソレをやったらいいのですが、初心者の方ははまず可動域を広げて大きく踊れるようになってから、細かい動きもできるようにクローズアップしていくとやりやすいのでおススメです。

アイソレーション練習用動画をYouTubeにUPしました!

【アイソレーション】おうちでダンス!しん先生のアイソレーション練習用初級・中級・上級まであります!

アイソレーション動画を作りました!

初級から中級・上級まで収録してありますので、自宅での練習の参考にしてみてください。

チャンネル登録してくれると嬉しいです!

ダンス初めての人は初級だけやってみてください。慣れてきて動かせるようになったら中級→上級に進むと良いでしょう。最初から全部やると難しいですよー!

【レベルの目安】

初級・・・小学1年〜2 年なら出来ます。大人はダンス歴3ヶ月〜1年くらい。

中級・・・小学3年から出来ます。大人はダンス歴2年くらい。

上級・・・小学5~6年なら出来ます。大人ならダンス歴3年以上。

 

この動画を使って、アイソレを練習してみてください。

使い方としては、初心者はまず初級だけやってみてください。

全部やろうとすると混乱しますので、初級が慣れて退屈になってきたら中級、上級の動かし方まで進めていってみると良いでしょう。

 

アイソレの普段でもできる練習方法

アイソレの練習は立っているときのスキマ時間を使いましょう。

正直言ってアイソレは回数やってナンボです。

自分が思ったように身体を動かすには何度もやるだけです。何度もくりかえし行うことで身体が動かし方を覚えていきます。

アイソレにオススメの音楽

アイソレは音楽をかけて練習するのが一般的です。好きな音楽をかけてやるのも良いでしょう。また、先生によってはアイソレの音をコレ!と決めている方もいるので自主練でも真似して同じ曲を使ってみてもいいですね。

アイソレに使う音は5分以上ある曲の方が良いです。

首・肩・胸・腰と細かくアイソレをやっていくと曲が終わってしまうということもあるのです。

ですから5分以上の曲を使用すると良いです。それと音に飽きてしまうこともあるので、自分で飽きない音楽を探すといいでしょう。

 

ちなみに私の使っている音楽はこちらです。

RUN DMC – Walk This Way (Video) ft. Aerosmith

5分以上あるのと、定番曲なのであんまり飽きずに聴けてます。

自分のお気に入りの曲でやるとアイソレも楽しくなりますね!

 

アイソレは反復練習で上達します。

なかなか練習時間を確保できないって思うのならスキマ時間でアイソレを反復練習するといいですよ。

アイソレをやるときにまず自分の身体がちゃんと正確に動いているかを確認しなきゃいけないので、鏡があるところや自分の姿が見えるところで練習しましょう。

電車を待ってる時や電車の中、あとはトイレなどの鏡があって自分が映ったらアイソレしてみると普段からちょっとずつできますよ。首とかゆーっくり動かしてたら電車の中でも意外とバレなかったりします(笑)

私は生徒たちによく「鏡に自分が映ったらアイソレしなねー!」って日常でアイソレをするように伝えてます。アイソレのほとんどが普段使わない動きなので、日常的に使うようにしてみたらもっと自在に動かせるようになると思うからです。

もう一度言います。アイソレは回数やってナンボです!是非日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?

まとめ:基礎知識をつけて練習することが大事

ダンス部の生徒たちに「基礎練のアイソレって何でやっているかわかる?」という質問に答えられたのは80人中0人でした。基礎練では毎日アイソレを行なっているのに、意味も知らずに行なっていたとは。

基礎練って大事だし知識もあるとなお良いです。練習の意味をわかってやっているのとそうでないものでは練習の質が格段に違います。

ダンスが上達したいと思うのであれば基礎的な知識を持って練習すると効率も良いですね。わからないことはググればいい時代です。わからないことはどんどんググり、知識をつけて練習に取り組みましょう。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

 

 

 

 

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