HIPHOPのステップで基本となるクラブステップのわかりやすい教え方をご紹介します。家でもできるのでクラブステップができなくてお悩みの方はこの方法でやってみてください。誰でも絶対できますからね。
大人向けクラブステップの口頭説明での教え方
ダンスの先生が完結にクラブステップをわかりやすく口頭説明できれば大人の方は大体できるようになります。私の教え方ではまず片足ずつ分解してから教える方法です。
口頭説明
①「まずはじめに肩幅より小さい内股を作ります。」
②「右足のかかとを床につきながらつま先を右に移動します。」
③「次に左足のつま先を床につきながらかかとを右に移動させてガニ股の形を作りましょう。」
④「左足のつま先を床につきながらかかとを左に戻します。」
⑤「最後に右足のかかとを床につきながらつま先を左に戻して最初の内股に戻ります。」
ここまでを一度繰り返します。感覚が掴めてきたら②と③の動作を同じタイミングで行うと、内股→右側にガニ股移動→内股に戻るまでできます。
反対に左に移動する時も左右が反対になりますがやることは同じです。
⑥「左足のかかとを床につきながらつま先を左に移動します。」
⑦「次に右足のつま先を床につきながらかかとを左に移動させてガニ股の形を作りましょう。」
⑧「右足のつま先を床につきながらかかとを右に戻します。」
⑨「最後に左足のかかとを床につきながらつま先を右に戻して最初の内股に戻ります。」
左側も同様に⑦と⑧の動作を同じタイミングでできるようにします。
クラブステップで理解しなければいけないこと
ここでポイントです。クラブステップはよーく考えてみると、左右の足がつま先とつま先、かかととかかとに重心が乗りません。全てにおいて片方がつま先に体重が乗っていれば、もう片方の足はかかとに乗ります。
クラブステップが出来ない人は、両足が同じ場所に重心を置いてしまってる人です。両足のかかとに重心を置いて左右に開いてガニ股をする人が多いのです。
ですから口頭説明のときに、片足ずつ重心の場所を理解することが大切となってきます。重心が片足がかかと、もう片方の足はつま先に乗れるようになってくるとクラブステップができるようになってくる兆候です。
普段からできる練習方法
恐らくクラブステップが難しいと感じるのは普段の生活でかかととつま先に同時に体重をかけるということがないからなんですね。かかととつま先に乗るにはバランス感覚も必要となります。
普段からできる練習方法としては、電車の中でつり革を掴んでいる時などに片方の足はつま先に重心をおいてかかとを浮かすこと、反対の足はかかとに重心を置いてつま先を浮かす。これを交互にゆっくり繰り返してバランス感覚を掴んでください。
つり革を掴んでおけばバランスを崩して転倒する心配もないですのでおススメです。あまり大きくやると周りの人にバレるのでコソコソとやりましょう。
子供へのクラブステップの教え方
子供へのクラブステップの教え方です。子供の場合は口頭説明よりも身体で覚えてもらうやり方になってます。
クラブステップの教え方
①まずはビニールテープとハサミを用意します。
②ビニールテープを使ってこのような形を作ってください。長さはスニーカーのサイズより大きめにします。
ビニールテープの間をくっつけないのがポイントです。足の間にも隙間ができてクラブがやりやすくなるからです。
③向かい合って真ん中のライン上で内股を作ってもらいます。
④つまさきを持ち上げて移動させます。
「かかとついてつま先を動かします。」
⑤かかとを持ち上げてつま先を移動させます。
「つま先つけてかかと動かしてます。」
⑥同時に持ち上げて移動させます。
このやり方だと足のどの部分に重心を乗せればいいのか、体のバランス感覚で理解できます。反対も同様にやって感覚を掴みましょう。
⑦連続してできたらクラブステップの完成です!やったー!できたね!
練習のポイント
ゆっくりでいいので、足の方向とつま先とかかとの重心の掛け方がわかるように何度もやりましょう。身体で理解できるようになってきたらビニールテープで②のように作っておけば子供たちは自分で勝手に練習できます。
この練習方法は自宅でも簡単にできます。用意するものがビニールテープとハサミのみですからね。レッスンの帰りにビニールテープを買いに行ったママさんもいます。
クラブステップを1日100回やってみてください。7日間あるので1週間毎日やれば700回練習したことになります。700回もやればつま先とかかとの重心移動が身体に染み付くので次の週のレッスンには出来てます。
まとめ:クラブステップは最初の挫折ポイント
クラブステップは年中さんから小学1年生に教えていますが、最初の挫折ポイントになります。何故ならば、やらなきゃできないからです。ですが反対に言えば“やれば誰だってできる”ってことです。本当にやれば誰だって出来ます。
もしも1日100回やってみて出来なかったら、1日200回やれば出来るようになります。それでも出来なかったら回数をこなすだけです。諦めなければ誰でもできるからちょっとやったぐらいで出来ないって言わないこと、最初から出来ないって思わないことを教えてあげましょう。私の生徒はみんなこの方法で出来るようになりました。
絶対できる!頑張れー!
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