【ダンスの先生】子供にダンスを教えるときのコツを教えます

ダンスの教え方

子供にダンスを教えるのって難しいと思ってませんか?そんなことないですよー!簡単です。子供にダンスを教えるコツを教えます。

 

この記事はこんな人におススメです!

・キッズを教えることになったダンスインストラクターさん

・保育園、幼稚園で子供にダンスを教える先生

・小学校のダンスを教える先生

 

結論から言うと次のことをやれば簡単に教えられます。

 

①とにかく分解すること

②動きは全て例えてみること

③リズミカルな歌を勝手につくること

 

以上です。詳しく説明していきます!

 

この記事を書いているのは、

3歳からシニア世代まで教えることができる指導歴17年のダンスインストラクターです。

 

それでは宜しくお願いいたします。

 

子供にダンスを教えるにはとにかく分解することが大事

子供にダンスを教えるにはまず子供の特徴を知りましょう。子供の特徴を知るとレッスンで生かせる時があります。

子供の特徴

普段子供に接する機会がないダンサーは子供についてわからないことが多いので、子供の特徴を書いておきます。子供ってこんな感じです。

①素直

②興味津々

③飽きやすい

④競争したがる

⑤可愛い一面がある

 

私もキッズダンスを教える前には全く子供と接していなかったのでわからなかっのですが、子供はどんな子も個性があって素直で可愛いもんです。素直じゃない子は可愛がってあげると素直になります。面白いですよね。

大人よりも未完成な感じが良いところなのです。

子供の特徴を知った上で教え方について説明します。

足の動きから教えてあげると出来た感が味わえる

子供にダンスを教えるときには動きを分解して教えると良いです。動きを分解すると一つ一つのレベルがグンとと下がり、わかりやすくなるからです。

一つの動きにはリズムと足の動き(ステップ)と手の動きが組み合わさっています。この、足の動きと手の動きを分解して教えるということです。

【ポイント】足の動きから教えてあげると出来た感が味わえるから良いです。とにかく足の動きが出来ていれば止まっちゃうこともないですからね。

 

まず足の動きを練習して、できるようになったら手の動きをつける。最初から手も足もつけると難しいですが、分解して教えてみると子供にはわかりやすいのです。

 

ダンスはレベルアップ大作戦で教えると面白い

子供って競争したがる生き物です。なんでこんなに競争したいんだろうとちょっと不思議です。そこでレベルアップ大作戦で教えてあげるとめちゃくちゃ喜んで練習します。

 

①レベル1のステップを教える(ケンケンで交互に前にキック)

②出来た人は先生に見せる

③合格した人はレベル2に昇格(ケンキックの足を横に出す)

④レベル3(ケンキックした反対の足は逆にステップする)まで昇格してステップの一つをコンプリート

 

最初は超カンタンなものにすると「あ、自分にもできるかも!」と思う取っ掛かりになります。そうなりゃこっちのモンです。ちょっと難しくなってレベル2になっても夢中でやってくれます。

周りがどんどん合格すると、自分も合格したくなって一生懸命練習します。

最後には今日できなくてもいいよと言う

頑張っても頑張っても出来なかった子は悔しくて泣くか、自信を無くしてやる気もなくしてしまいます。そこで声かけしてあげたいのは、今日出来なくてもいいよということを言ってあげてください。

「技は一日にしてならず。」です。

ブレイクダンスなどの難しい技が一日でマスターする人はなかなかいませんよね。そして、ダンスのステップも同じです。その日に出来なくてもいいのです。

 

ダンスの動きは例えてみると子供にわかりやすい

私がよく使う教え方は動きを例えて言葉で教えるという教え方です。この教え方は幼児さんや低学年の子供たちに使える教え方です。

例えるのはなんでも良いんです。例えば両手を肩の高さで左右に広げた形から体側を伸ばすように右に傾けることを【飛行機ブーン】と言ってみたりしてます。

そのほかにも【トンネル】とか【カエルさん】とか動きを例えてみると子供に伝わりやすく、言葉を覚えるのが早い子は、言葉でダンスの順番を覚えていきます。

 

たとえ上手な先生

私のスタジオで教えているJAZZの先生はとても例え上手です。ある日のこと、

「クルッとしてシュー!はい!クルッとしてシュー!これね、手をさす時に右手がジェットコースターなのね。」と例えてたJAZZの先生。

ジェットコースターと聞いて生徒たちからヒューっと歓声が沸いていました。

こんな面白い教え方してくれたら生徒たちからもヒューヒュー言われちゃいますね。

クリクリクリーッ!のとこからもう一回やりなさい!

ダンス部でコーチをしていた時の出来事です。顧問の先生が熱心に指導して言いました。

「そこがダメなのよ!クリクリクリーッ!のとこからもう一回やりなさい!」

生徒たちは大きな声で「はい!お願いします!」って。

この指示でよく理解できるなあ。そしてよく笑わないでできるなあと隣で見ていて思いました。まさに青春ですね。

例えて表現しているし、生徒も理解しているから指示を聞いて動けるのですね。

 

リズミカルな歌を勝手に作って教えると覚えやすい

動きを例えながらできるようなれば、それらを繋げて歌を作れるようになります。リズミカルな歌を勝手に作れると、動きの順番を覚えやすくなります。

例えばこんな感じです。

「ケンケンパー、ケンケンーパー、ゴリラ、ゴリラ、USA!」

「パンチ、パンチ、グーグーパー、モーリモリ、モーリモリ」

「ケンケンチョキ、ケンケンチョキ、ケンチョキケンチョキサーサーシーサー」

 

このようにリズミカルに勝手に歌を作ってしまいましょう。この方法は、カウントをかけてダンスを教えるよりもめちゃくちゃわかりやすいです!

ダンスを言葉で教えて順番を覚えていきます。

 

バレエのステップや振り付けも全部名前がついてるそうです。だから動きを言葉でも覚えられますよね。

クイズ形式でダンスを覚えてもらう大作戦

さて、幼児さんにオススメの教え方です。ある程度ダンスを覚えてもらったら、クイズ形式にして振りの順番を覚えてもらうと面白い練習になります。

やり方は次ようになります。

まずは子供達と対面して向かい合います。

「クイズするよー!この次なあに?」と聞いていきます。

「ケンケンパー」と子供が答えます。

「正解!ではケンケンパーの次はなーんだ?」

「ゴリラ!」

「正解!」

何回か繰り返すうちに頭と言葉で順番を覚えられるようになります。

クイズ形式での教え方、シニアクラスにもやってみたことあるんですが、爆笑オンパレードでした(笑)一度試してみてください。全然出てこなくて同じ答えがずっと出てきて笑えますから。

まとめ:子供にダンスを教えるのは工夫が必要

大人と同じ教え方だと初心者の子供は大抵飽きちゃいます。子供にダンスを教えるのって大人とは勝手が違うから難しいんです。

ですが、子供にダンスを教えるときには工夫を凝らせば子供が楽しくダンスを学べます。

ダンスを始めるなら、最初はダンスって楽しいんだってことを教えてあげたいですよね。それでもっとダンスが上達したくなったらちょっとずつレベルをあげていけばいいのです。

子供たちがダンスが楽しいものだと体感できるように教え方を工夫して一緒に楽しんでみてください。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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