誰だって失敗することがある。ダンスの先生がやってしまった失敗談をお話しします。先に言っておくと作り話ではありません。全て私の実話です。
この記事を書いているのは、ダンス指導歴17年のダンスインストラクターです。
結論から言うと、
先生だって間違える。素直に謝って絶対次に生かすことが大事ってことです。
それではお願いします。
ダンスの先生の失敗談〜私の失敗〜
ダンスの指導をかれこれ17年もしていますと、失敗も数多くあります。数多くあるうちの2つを紹介します。
屋外ダンスイベントでの大失敗
私の経営しているダンススタジオは年に一回キッズのパレードに参加しています。最初に参加したのが5年前、スタジオが始まってすぐのことでした。
パレードというのは道路の真ん中を横断していきます。私も高校生の頃、ダンス部でこのパレードに参加していました。ダンスしながら歩く、この経験を子供達にさせてあげたいと思い、パレード参加を熱望していました。
ほかのチームは鼓笛隊とか、吹奏楽の生演奏。私たちの音楽はデコレーションした軽トラックにスピーカーを積み、大音量で流すというものです。
音源はiPadに前の日に全部入れて準備満タン、軽トラックに乗せたスピーカーから音が流れるかちゃんと前もって確認してして完璧に準備しました。
さあ、次は私たちの出番だ!子供達も4列に並び準備しています。あと5分で始まる。その時です。
やばーーーーー!音が出ない!!!
iPadが高温注意の文字が!
iPadをスピーカーと一緒にトラックの上に置いていたら高温になって操作不能になってしまっていました。
めちゃめちゃ焦る私!予備のアイパッドは何故か待機する車に置いてきてしまった!やばーーーーー!!
ああ、みんな、ごめんよ。せっかく一ヶ月も前から準備してきたのに、台無しにしてしまった。そんなことを5秒くらい考えて、閃いた!
トラックのクーラーをガンガンにして風の部分にiPadを押し当てて急速に冷ましました。
ぎっりぎりのところで、iPadは冷めまして、音が出るようになり、イントラ人生に終止符を打たなくてすみました。
屋外でのダンスイベントの音源は必ず予備を持参すること
屋外のダンスイベントに音源を持参するとき、必ず予備を持参すると良いです。ダンスは音楽が命です。音がなかったら台無しですからね。
私はCDを必ず2枚作って予備としています。そして何かあったときの場合に備えてiPadも持参してます。
備えあれば憂いなしですよ。ほんと。
ダンスイベントで音源忘れたら終わりですからね。気をつけましょう。そしてまさかの出来事にも対応できるように準備に準備を重ねておきましょう。
やる気のない子をしばらく観察した結果・・・
ダンス部を教えている時の出来事です。ダンス部の高校生の練習はいつも一生懸命です。みんなが声を出し、一つの目標に向けて頑張っております。
ダンスの振り付けの練習中、一人の女の子に目が止まりました。他の子が一生懸命ダンスを覚えている中、その子はいかにもテキトーにダンスをしていました。眠いのかな?
そもそも私の教えているダンス部にはやる気のない子というのがいないです。50人くらいが練習しているのに一人だけやっぱりおかしい態度です。振りは全然覚える気もないしないし、力も全く入ってない。ヘッロヘロです。
その子を見ていて「やる気あんの?」と言いたかった私。リードして教えているキャプテンにだって失礼だ。注意しようか迷いました。ですがここはコーチの仕事、ちょっと様子を見て周りの子がどういう行動をするのか観察することにしました。
周りは何も気づいていませんでした。ヘロヘロダンスをするその子を見ながらそろそろ声かけしようか待っていた時にその出来事は起きました。
ヘロヘロと踊っていた子が倒れてしまったんです。
やる気のない子だと思って放っておいたら、具合が悪い子でした。低血糖症だったんです。
倒れてしまった子をすばやく端のほうに連れて行く生徒たち。迅速な行動で素晴らしい。私はというと、気づいてたのに様子を見てしまった行動がとても情けなかったです。
その子は保健室に連れていかれ、チョコレートを食べて復活しましたが、私は本当に後悔しかありませんでした。あの場で気づいていたのは私一人だったからです。どうして声かけをしなかったのか、後から自分を責めました。
生徒に謝った私
その次の練習日です。コーチの私はその子に謝りました。やっぱり私のしなかったことはコーチとして至らなかった点でした。
「様子がおかしいの気づいていたんだけど、やる気のない子だと思っちゃってしばらく様子みちゃったんだ。本当にすみませんでした。具合が悪くなってきたら言ってね。私も声かけするから。」
次からは気づいたら声かけします。後悔しないように指導したいです。躊躇したらダメですね。
先生だって未完成なので間違えたら素直に謝ろう
間違えてしまったままで突き進んでしまうと生徒さんや周りの人達から信頼されなくなっちゃうから気をつけましょう。自分が間違えたと思ったら素直に謝りましょう。
しかしながら、うちのオカンはどんなに理不尽なことをしかけてきたとしても謝りません。ですがそれは親子だからまだ成り立っていること。先生は間違っていたら素直に謝りましょう。
完璧な先生っていないです。人間だもの。
そもそも完璧な人間なんてこの世にいないんです。誰しも欠点があるから欠点を努力で補っているのです。
生徒たちは先生から何を学ぶのか、人を見極める力をつけると良いですよ😁👍
— しん先生😄ダンスの先生 (@dancenoteacher) July 8, 2019
先生は完璧じゃないです。人間だもの。
そもそも完璧な人間なんてこの世にいないんです。
誰しも欠点があるから欠点を努力で補っているのです。
生徒たちは先生から何を学ぶのか、人を見極める力をつけると良いですよ。
生徒たちは先生から何を学ぶか、未完成な先生から何を学んで自分に取り入れていくかが大事。人を見極める力を身につけられるとどんな人間関係にも役立ちます。
謝ることは決してカッコ悪いことじゃないです。素直にまっすぐ生きていきたいものです。生徒たちにも私はそうやって教えています。子供たちがまっすぐ素直に生きられるように。
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