ダンサーになりたい人、ダンサーを目指しているけど何をすればいいのかわからない人にアドバイスします。
この記事を読んでダンサーになる夢を叶えてください。
結論からいうと次のようになります。
・夢は具体的に描く
・自分の年表を作る
この記事を書いているのはダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオを経営しています。ダンサーを目指す人を応援したいです。
それでは宜しくお願いいたします。
ダンサーを目指すなら何をすればいい?
ダンサーを目指している人はたくさんいます。今はダンスブームですからね。では、ダンサーを目指すならば何をすればいいでしょうか?
大抵の人は、ダンススキルをつけて有名になる!
と答えるでしょう。確かに当たっています。この目標をダンサーの皆さんは目指しています。
毎日ダンスのレッスンに明け暮れアルバイトをして下積みしていきます。実際に私もそうでした。ダンス上手くなりたいという思いがだけで生きていましたから。それが楽しくて、ダンスしてバイトしてダンスしての生活を20代前半でやっていました。
そして25歳くらいになって、就職した友達がボーナスをもらって楽しく生活しているのを見るとずっと変わっていない自分の環境に嫌気がさし、ダンスを辞めて就職して結婚して子供が欲しいなとか夢が変わっていくのでダンサーの夢途中で諦めてしまうのです。
さて、そんなことになる前に、私が夢の叶え方をアドバイスさせてください。
夢を具体的に考えてみましょう
私は夢の叶え方を知りませんでした。どうやったらダンサーになれるのかとか、何にも考えて行動してなかったから、ダンサーとして食べていけるまで時間がかかりました。
ダンサーとして成功してたいのであれば、まずは夢を具体的に考えてみてください。ダンス上手くなる!有名になる!という漠然とした目標までの道のりはとても遠いのでブレます。具体的に夢を描きましょう。
自分がダンサーとしてやりたいことを考えてみましょう。
例えばこんな感じです。
【私がダンサーとしてやりたいこと】
・◯◯のバックダンサーになってツアーを周る
・舞台のミュージカルにダンサーとして出演する
・ダンス公演に出る
・テーマパークダンサーになる
・自分のナンバーを作る
・レッスンを◯本持つ(キッズ◯本)
・自分のダンスを作ってYouTubeに動画配信する
・ファンを2000人作る
このようにやりたいことを具体的にしてみてください。ダンサーとして何がやりたいことなのか、明確なビジョンが無いままに進んでしまうと、私のようにとても遠回りをしてあっという間に30歳までずっとバイト生活が続いてしまいますよ。
夢を叶える方法
夢を具体的にしたら紙に書いて常に持ち歩きましょう。
どの本だか忘れましたが、夢を叶える人と叶えられない人の違いというのは、
紙に書いて持ち歩いているかどうか。なんですって!
嘘でしょ!と思って私も実際に「持ち歩いているだけで夢が叶うなんて嘘だろ?」と思ってました。
それで、半信半疑でやってみたんです。30個くらい書きましたね。そしたら3年で3分の1は叶ってましたよ!驚きました。
ゴール地点がブレない
なんで夢が叶うかっていうと、紙に書いて持ち歩いていることで、自分の日々の目標に意識があるので迷わないんですよ。「あ!これ自分のやりたいことリストに入ってる!だからやってみよ〜っと!」というようにです。
ダンサーとして何がしたいのかを明確にすることによって、ダンサーになるために日々行動していくのです。
芸でご飯を食べていくのって、どうすれば良いのかわからない人が多いです。
私は夢がある人やダンサーになりたいという生徒にはいつも「夢ややりたいことは紙に書いて持ち歩け!」といつも言ってます。
ダンサーになるには?
ダンサーと言っても仕事内容はたくさんありますのでそれぞれ簡単に説明してアドバイスしていきます。
バックダンサーを目指すなら
ダンサーを目指すならまずやりたい有名アーティストのバックダンサー。私も若い頃に経験させていただきました。
有名アーティストのバックダンサーを目指すのならば、有名アーティストのバックダンサーの人もしくはキャスティングなどをしている人と繋がりがあると良いですね。なぜかというと、バックダンサー案件というのはオフィシャルに募集ををしているものもありますが、ダンサーコミュニティの知り合いの紹介とかでオーディションが開催されるものが多数あるからです。
バックダンサーをやっている先生に習って「バックダンサーやりたいんです」とアピールしても良いと思います。あなたが信用できる人ならばバックダンサーの繋がりを紹介してくれるかもしれませんよ。
それともう一つ、バックダンサーは容姿大事です。アーティストに華をそえてバックアップするのがバックダンサーなので、お洒落やスタイルは維持向上が必要です。きったないダンサーなんて誰も雇ってくれません。
インストラクターを目指すなら
ダンスインストラクターを目指すのであれば、ダンスを教えられるようにしましょう。教える経験を積むのです。今ならっている先生のレッスンのアシスタントについたりして先生の教え方を学ぶのです。
教える経験がない若い人をダンススタジオは雇ってくれないんです。
キッズダンスならダンスレベルも低いし教えられると勘違いしている10代の子もいますが大間違いです。キッズには親御さんもついてきますから、ダンス以外の信頼性のスキルも必要なのです。
インストラクター経験のない、信用性の薄い人を雇ってくれるところはとても少ないです。ですからレギュラーレッスンを持つ前に代行レッスンをたくさん受けて経験を積みましょう。教えるスキルをつけるのです。
インストラクターになりたければ待っていてはいけません。自らインストラクター募集を探して応募しましょう。ダンサーはフリーランスなのです。自分から声を出して自分売り込みに行かなければ誰も気にしてもくれません。
ダンサーはフリーランスなのです。
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舞台公演ダンサーを目指すなら
舞台などのダンサーを目指すならオーディションを受けまくりましょう。出たい舞台の振付師のレッスンに行くのもアリだと思います。
舞台を中心として活動している先生のレッスンを受けたり、舞台公演をしているカンパニーに入るのも有効的です。
某有名テーマパークダンサーを目指すなら
某有名テーマパークダンサーはこちらもオーディションですね。
しかし、某テーマパークとの繋がりがあるダンススタジオや推薦枠というものが存在しますので推薦枠のあるスタジオに通うのも良いと思います。
私の同年代のダンス部の友達は某有名テーマパークダンサーを8年間やっていました。もともとはワイヤーアクションの方からアクションダンサーとしてやっていましたが、ダンサーとして勤めている間に内部のオーディションに合格し、パレードやショーのほうでも活躍したそうです。
「仕事は週5で全身タイツ!」と教えてくれました。尊敬すべき友人ダンサーです。
売れるダンスチームをつくるなら
ダンスチームをつくるなら二つだけアドバイスさせてください。
売れるダンスチームをつくるなら【解散しないチーム】を作ってください。解散しないチームを作って活動する。ただそれだけです。
みんな解散していくんですよ。どのチームも、どんなに売れていても。
今売れてなくても解散しないチームを作って踊り続けていれば次第にファンが増えていきますし、知名度も上がります。
二つ目は情報発信することです。チームの活動に興味を持って応援してくれるファンを作りましょう。
解散しないチームが一番強いです。どんなことがあっても解散しないチームを一つ作ってみてください。この先もずっと解散しないと考えたら誰とチームを組むかも自然と重要になってきますね。
バトルで優勝するなら
バトル経験がないのでこれは理屈です。参考までに。
バトルで優勝することが目標であれば、就職していても出来ることだと思います。就職して9時〜5時で普通に働き、仕事が終わってからバトルの練習をしても良いですよね。バトルに出ているダンサーは社会人も多いです。
仕事は仕事として考えて、それ以外の全てをバトル優勝に向けていくのはどうでしょうか?
ダンスで生活できるようになてから仕事を辞めてもいいでしょう。そういうダンサーさんはいっぱいいます。
コレオグラファーになりたいなら
ダンサーとして一番息が長いのはダンスの振りが作れる人、すなわちコレオグラファーです。振りを作れる人と作れない人では大きく変わります。芸人でいうならネタを書ける人と書けない人の違いと同じです。ネタを書ける人のほうが活躍の場が多いです。
自分で踊るダンスももちろん、アーティストの曲の振り付けなどもできますからダンスを振り付けができると幅が広がります。
コレオグラファーになりたかったら、ダンサーを目指す今のうちから振りを作る経験を積みましょう。下手くそでもいいし、簡単な振り付けでもいい。自分でおどるための振り付けでもかまいません。
とにかくたくさん振りを作るのです。そしてSNSなどで発信していきましょう。
ダンサーを目指している生徒の子にはいつも「振り作って情報発信してみ!」と言っています。みんな踊ることは好きですが、振り付けを生み出すことはめんどくさいみたいでなかなかやらないです。
でも20歳から毎週1つの振り付けを生み出してたら、30歳になったとき相当振り付けがうまくなってると思いませんか?
行動する人と行動しない人、結果はいづれついてきます。
とにかく振りを作ればいいのに!
有名になりたいなら
有名になりたいならば、ダンスコンテストで優勝していくと名前もダンススキルも売れますね。男性ダンサーは野心家が多く売れっ子ダンサーになりたい人が多いですね。コンテストに挑戦しまくってみてください。優勝して名を馳せるとダンスの仕事が舞い込んできますよ。
ただ、一つの優勝をずっと引きずってダンサーやっている人っていませんから、そのあとどうしていくかも並行して考えていく必要があります。優勝して燃え尽きては勿体無いですよね。
スタジオ経営したいなら
ダンススタジオを経営したいと思ったら、信頼できるダンス仲間がいると良いですよ。一人でスタジオを作ると結構大変ですけど、信頼できるダンス仲間のインストラクター達がサポートしてくれたり、信頼できるインストラクターを紹介してくれたりと何かとありがたいです。
スタジオ経営は楽しいです。歳をとっても長くできますから、是非やってみてください。
自分のダンス年表を書いてみよう
自分の人生は自分で決めるものであって、誰かにこーしろあーしろ言われる前に自分がどの道を目指すのかを明確にしておくといいです。
どういうダンス人生を生きたいの?
ダンスで食べて生きたいなら自分の年表を書いてみてください。
例えばあなたが、高校卒業してダンスの専門学校に通っているダンサーの卵だとします。
19歳 ダンス専門学校でスキルをつける・先生のアシスタント業をする
20歳 ダンス専門学校卒業・代行レッスンをやる
21歳 フリーター1年目 代行レッスン アシスタント
22歳 ダンスチームをつくる 活動
22歳 ダンスチームでコンテストに挑戦する
23歳 オーディションを受けまくる
24歳 オーディションを受けまくる
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30歳 ダンススタジオでレッスン◯本
このように年表にしていくことで、自分のやるべきことに向かって直線でいけます。夢は意識して叶えるために行動していくのです。無駄な時間をダラダラ使っていると気づいたら30歳になってしまいますよ!
自分で考えて見直して目指す方向を決めよう
自分の年表を作ると目標に向かって一直線で行動できます。しかしやりたいことが流動的になったり優先順位が変わってくることもありますよね。そりゃそうです。未来の自分が想像できたら苦労しません。
私が自分で決めていたことは【25歳までにダンスでお金をもらえている状況になっていなかったらダンスは趣味だから仕事にしないで就職しよう!】ということです。
プロなのか、趣味なのか、悩んだら立ち止まって考えてみましょう。
私は5年単位で考えています。25歳になってちょっとダンスの仕事をしていたのでもう5年続けてみようと思いました。30歳になった時にはダンススタジオを経営して、今に至ります。
まとめ:自分のダンス人生を生きれるように
ダンサーを目指している生徒の悩み相談をよく聞きます。いろんなアドバイスをさせていただきますが最終的には「自分で決めな!」と言います。
自分の人生だからです。他人に言われたからやるのではなく、自分で決めた人生を自分で生きてほしいからです。
ダンサーとして活躍できるように、自分で考えて自分できめて、自分で行動してみてください。ブレなければ絶対叶います。あなたがダンサーになれることを応援しています。絶対できますよ!頑張って夢を叶えましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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