ダンススタジオで実際に起こったいざこざ、揉め事、トラブルから先生としての対処法までご紹介していきます。
結論からいうと次のようになります。
スタジオで起こるトラブルに遭遇したらこのように対応すると良いです。
・子供同士の場合→あんまり口出ししないけど話は聞く
・親同士→心のケアが必要 最終的には離れていくから平気
・先生と親→気にしすぎない
この記事を書いているのはダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオを経営しています。
それでは宜しくお願いします。
ダンススタジオで起こる揉め事〜トラブルを対処法〜
ダンススタジオでは生徒同士・親同士・先生と生徒のトラブルが起こります。
どれくらいのペースで起こるかというと、年に1回か2回くらいですね。私の経験上で体験したきたトラブルとその対処法をアドバイスしていきます。
子供同士のトラブルは介入しないけど話は聞く
子供同士のトラブルについては大人は介入しないことが懸命です。子供同士も人間関係で喧嘩したりするんです。しかし昔から「子供の喧嘩に親が口出しするな」ってよく言いますよね。あれと一緒です。
だから子供同士のトラブルは大人として入るのはやめましょう。
大人が入ると余計ややこしくなるんです。言った、言わないだとか、事情聴取をしてもトンチンカンなことを言ってきたりします。
ただし、話はしっかり聞いてあげましょう。トラブルになった子は普段の元気を無くしてしまって寂しそうだし不安がっています。そういう子に対してはたくさん話しかけてあげると良いですね。
人間関係につまずいた子
小学校も高学年になってくると、友達と波長が合わなくなってくる子も出てきます。小さい頃は仲良くしていたのに、仲良くなくなることに対して寂しかったりするのでしょうね。
「もうダンスやめたい。つまらない。もう辞めます。」
そう言ってきた男の子はずっと仲良くしていた友達が自分から少し離れていってしまったことがさみしくて、ダンスやりたくなくなってしまったみたいです。見ているといつも連んでいた仲間からポッとはみ出たみたいです。
そういう子はダンスが辞めたいわけじゃないのでたくさん話を聞いて、毎回声をかけてあげると良いです。友達は他にもいますからね。
子供同士のいざこざについては介入しないで話を聞いて寄り添ってあげることが子供にとってよいです。大人が入って問題を解決しようとすれば、こどもはいつだって思考停止になり、自分で問題を解決したり心の整理をつけることを大人任せにしています。気をつけましょう。
ダンススタジオで起こる親同士の揉め事
ダンススタジオで起こる親同士の揉め事って結構あるんですね。
ぶっちゃけ、実際にトラブルメーカーっていうような人っているんです。人のことをあーだこーだ言いたい人。そういう人って波風立てて何かとトラブルを起こします。
基本的にはダンススタジオで起こる親同士の揉め事には双方から話を聞いてガス抜きをするようにしています。
トラブルメーカーの人って波風立てまくって周りをかき乱すので、最終的には人が離れていきますよね。トラブルメーカーやめんどくさいことに関わりたくない親御さんは子供のお迎えも全て誰とも関わらないように徹底している人もいるくらいです。
よその子を注意する親
ダンスに熱中しすぎて、立場を忘れてよその子を注意する親御さんが出てきたりします。
「〇〇ちゃんが出来てない!◯◯ちゃん、もっと練習して!」
ビビりますが、本当にいるんです。生徒を集めちゃって注意したり仕切っちゃったりする親御さんもいます。そういう親御さんは他の親御さんから総スカン(みんなから好かれないこと)を喰らいます。
陰口を叩いたり直接のトラブルがないように、周りの人に話を聞いたりうまく立ち回って回避していくといいです。
ハブっていく親御さん
これまた中高生の延長みたいな親がいます。3人で仲良くしていたのに2人のママさん同士で仲良くしたり、子供同士を仲良くさせて一人の子をハブっていく親御さん。
本当にいるんですよ。中高生の延長か?というような友達の付き合い方をする人が。
私はその親御さんのあいつが気に入らないとかあの人が許せないとかそういう話を電話で一時間近く受けたことがあります。
こういうタイプのママさんの子供も、同じことをします。小学生の時はうまく従えていた友達も、自我が強くなっていくと離れていくので子供も孤立していきます。ハブられっ子がハブられるパターンですね。
ママさんも最終的には周りから人が離れていき、孤立していきます。
被害を受けたママさん達のケアをしてあげるといいですね。
習い事の先生と親のトラブルについて
習い事の先生と親のトラブルもよくあることです。私の感覚でいうと1〜2回くらいです。
基本的にはあんまり気にしないことです。自分が悪いことをしたと思うことであれば心を込めて謝罪をするべきです。しかし、予期せぬトラブルに見舞われたとき、先生としてどのようにすればいいのでしょうか?
結論をいうと、あんまり気にしなくてOKです!
気にしすぎても仕事が嫌になってしまうので、気にしすぎないことが大事です!
謝って済むのならとっとと謝る
若い頃は自分が悪くないのに謝るなんてできなかったのですが、最近では自分が謝って解決するものについてはとっとと謝るようにしています。
向こうが謝罪を要求していて、謝罪で解決する問題ならとっとと謝ってしまいます。正直言って、楽だからです。あーだこーだ悩んでいる時間が勿体無いからです。
訴えられたりしてもめんどくさいだけですからね。
自己肯定する 自分は悪くない
親御さんとのトラブルに巻き込まれてしまうと、メンタルやられてしまうんですよね。メンタル弱い先生だっていますからそういう先生は「自分はダンス教えるの向いてない。ダンス辞めようかな。」と思ってしまうのです。
トラブルって誰が悪いとかそういうのが無くても起こります。
メンタルがやられないように、自分は悪くないと肯定しましょう。
私なんか、謝ってるくせに悪くないと思ってますもんね。それくらい自己肯定しなければ先生なんてやってられません。心の病気になる前に、自己肯定しましょう。
自分の子供が可愛い親
仲良し3人組がスタジオのオーディションを受けました。その内の2人が合格して、一人だけオーディションに落ちました。
すると、オーディションに落ちた一人親御さんは私に言ってきました。
「オーディションに落ちたせいで、他の二人ママとの関係も悪くなった。」との内容のものでした。それが理由でスタジオをの退会届けを出してきました。
「それならあなたともう一人が受かったらどうしてたの?関係悪くなるの?そう思うんだったら最初からオーディションなんて受けたの?」と喉元まで言葉が出てきそうになりましたが、そのママさんは怒りと悲しさで涙を浮かべているので何も言わずに承諾しました。
この時は他の二人のママさんにも話を聞いていました。仲間外れにしたとかそういう意識はないそうです。仲良くしてというものでもないし、なんでそうなったのかちょっと謎です。
後日談ではありますが、何年かした後にまたその子が入会しに来てくれました。ママさんとも話して「あの時は色々とどうもすみませんでした。」と謝罪をしてくれました。またお話できたりすることはとても嬉しかったです。
まとめ:トラブルが起きても対処法はある!
子供同士、親同士、先生と親、人間ですから意見や考え方が合う合わないってあるんですよ。ですが、対処法って必ずありますので是非やってみてください。
基本的には、
・話を聞く
・距離を置く
・時が経つのを待って静かにやり過ごす
・話し合いをする
この4つですね。
人間関係は難しいです。でも人と関わることって楽しいしハッピーになれます。ダンスも同じです。ダンスして人と交流が楽しいのですね。
あなたが素敵なダンスライフを送れますように。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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