レッスンじゃ振り付けを覚えられない!っていう方や、
家に帰って練習したいけど振り付けを覚えて帰ってないから忘れちゃって練習できないってことよくありますよね。
そこで疑問に思うのは、
ダンスのレッスンを動画で撮影するのはアリなのでしょうか?ということです。
この問題はですね、周りのみんながやっているからアリだろう!とかそういう問題ではありませんから注意して読んでください。
結論的に言うと、
レッスン中の動画撮影は先生によってルールが違うからマナー守ってちゃんとしよう!です。
ダンス動画って撮影していいんだかダメなんだかよくわからないですよね。
「勝手に撮らないでください」って注意されちゃうこともあるしレッスンを受けてる生徒さんは内心ビクビクしていることでしょう。
ということで今回はダンスレッスン中の動画撮影について詳しく説明していきます。
この記事を書いているのは、ダンス指導歴19年のダンスインストラクターです。ダンススタジオを経営し、県で強豪校のダンス部のコーチをしています。
それでは宜しくお願いします。
ダンスレッスンにビデオカメラを持って行ってましたね
私がバリバリレッスンを受けまくって週に6日くらい3~4つのスタジオを行き来しまくっていた当時はケータイはガラケーだったし、ダンス動画がこんなに溢れておりませんでした。
ダンスはレッスンでしか習えなかったし、
ダンス動画が溢れてなかったからダンスの情報を得るにはDANCE STYLEっていう雑誌を買うか、
ダンス動画(当時はブレイク)のビデオをダビングしてもらったやつを集めてましたね(笑)いやー若い。
そんな中、やっぱりビデオカメラを持ち歩いている時もあったんですよ。
ダンスの振り付けを家でも練習してくるようにとビデオカメラを買いました。
でも私、撮ったビデオを見返してダンスの練習なんてぶっちゃけほとんどしてなかったですね。
なんでかというと理由は
①テレビに繋げるのがいちいちめんどい
②そもそもビデオカメラを持ち歩くのしんどい
結局持ち歩かなくなってしまって、カメラを使うのは本番の時だけになりました。
それから何年かしてスマホになって簡単に持ち歩けて動画も撮れてすぐに見られるなんて
そりゃあ今の人たちはダンス上手いわけですよね!
っとまあ私のダンスレッスンの動画撮影の話はこれくらいにしましょう。
ダンスの先生がレッスンを撮らせたくない理由とは
ダンスの先生がレッスン動画を撮らせたいかどうかっていうのは正直これは賛否両論あります。
ということで撮らせたくない理由をまとめてみました。
振り付けパクられたくない(著作権問題)
ダンスをパクられたくないっていうダンサーは多いですね。それ私が考えた振り付けなのに勝手に使われるなんて酷い!みたいな。
ダンスって音楽と違って著作権がないからこれはダンサーさんが個人個人で守ってたりするんです。
実際私もこのような経験があります。私の振り付けをを私の知らないところでクラブで踊っていた後輩がいまして、その時はなんか嫌だなって思いました。「勝手に使うなよ!」って若い頃言った気がします。
でも、ダンスを見せたいって思う気持ちもわかりますから、近所のお祭りや学校の発表で使いたいって時は「先生使っていいですか?」って一言ちょうだいねって小学生の子供たちには言ってます。
作る人も踊る人も気持ちよくしたいものです。
先生が作った振り付けパクられたくないから動画はNGなんですよね。
振り付けしょぼーいとか思われたくない(周りの反応を気にする)
SNSが流行っているので先生のレッスンの動画が上がれば周りのダンサーにもどんなダンスをやっているのかすぐにわかってしまいます。
ライバルのダンサー達に自分の振り付けを見られたくないって先生もいますね。
SNSなどに動画をアップしていない先生は撮影NGの方が多いみたいです。
どーせ撮ったって練習してこないでしょ?
言い方は悪いのですが、撮っても撮っても練習してこない生徒がいます。
その方に聞きたいです。
「一体何を撮っているのでしょうか?」
ある日のこと、レッスンの動画をパパさんが良いカメラで後ろから撮影していたんです。
でも次の週にそのお子さんが全くダンスを覚えてきていませんでした。
「良いカメラで撮ってダンス覚えてこないなんのために撮ってるの?ファミリービデオの撮影なら他でやって!」っと先生がキレていらっしゃいました。
そうなんです、ダンスの動画を撮って満足して練習してこない人が大半なんです。
撮ったから覚えたと思ってる生徒
これはレッスンに対して悪い癖です。
レッスンの動画を撮っているから今覚えなくても大丈夫だと思ってしまう悪い癖っていうのは子供についてしまいますし、レッスンに集中しないのでレッスンの質も下がってしまいます。
必ずや母のサポート無しではレッスンが覚えられなくなってはいけません。
なるべくなら動画撮影なんて無くて覚えられる方がいいのです。
その日のうちに覚えてその日のうちにダンスが踊れるようにレッスンに集中して取り組む姿勢を作った方がいいですよね。
動画撮影OKって先生もいますからご安心ください
ぶっちゃけ、JAZZの先生とかバレエの先生は動画撮影NGな人が多いなと肌身で感じております。(間違っていたらごめんなさい。)
その反面、動画撮影OKって快諾してくださる先生もいます。
今の時代はSNSも宣伝ツールとして使われているわけですから、ダンスとともに先生の名前が売れたら新規生徒が増えたり、リターンが来るのは確実ですよね。
「動画撮影してSNSにアップしていいよー!その代わりにタグつけといてー!」みたいな感じでOKしてくださる先生もいますからご安心ください。
振り落とし時間から撮ってる女性
かれこれ40分振り付けが始まるとすぐにケータイを取り出して動画を撮影しだす女性がいます。
30分も撮影するなんてケータイの容量大丈夫?ってちょっと心配しますよね。
「本当にこれ見るの??」って女性に聞いてみたところ、
「これいいんですよ!ゆっくり覚えられるし細かいところも気づけるし、ああこうなってんだー!って発見もあります。」
毎回練習してくるので私は良しとしています。
先生!脳みそ崩壊寸前です!
ダンス撮影についてダンスを習っている友人に聞いてみました。
その子が受けている先生のレッスンは5週連続の振り付け出そうで、
「5週も続くレッスンに動画撮影しないで振り覚えるのなんて素人には無理。」
とはっきり答えてくれました(笑)
確かにそうですね。長い振り付けを生徒さんに覚えるってどんだけの脳みそなんでしょうね。
ダンスレッスンを動画で撮影したい時にすべきこと
ダンスレッスンを動画で撮影したい時はまず先生にOKをもらおう!
スタジオ自体が撮影NGの場合もあるのでスタジオに撮影について聞いてみるのもアリです。
しかし大体のレッスンのことは先生に直接聞いてみたほうがいいです。
なぜなら動画撮影がアリの先生かNGの先生なのは特に決まっておらず、先生次第だからです。
「ダンス撮っていいですか?」って恐る恐る聞いてみよう!
そしてダンスレッスンを撮影するならば必ず練習してきましょう!
撮って満足する悪い癖はやめましょう。はっきり言って無駄です。
永遠に振り覚えが悪い人間になってしまいます。
私の生徒は「先生、最後お手本で踊ってください!」って頼まれるんですが、その時は絶対に練習してくるならいいよ!って約束しております。
なので毎回練習してくるので週1回のレッスンでも上達していきます。
動画を撮影するならば必ず練習に繋げましょう。
お子さんの場合であれば、ダンスレッスン内で覚えるように促しましょう。
動画は撮るけど見せない。覚える訓練を重ねなければ永遠に脳みそは使われません。
インプットしたその場でアウトプットできるようにしていきましょう。大体4年生以上はその場で覚えてその場で出せるようになりますよー!
まとめ:レッスンはマナーを守って先生も生徒も気持ちよく!
ダンスレッスンの動画を撮影したいのであれば、先生に許可を貰って撮影して必ず練習に繋げていくとダンスのスキル向上につながっていきます。
ぶっちゃけ撮ってるだけじゃ目は肥えますが自分のダンススキルは上がりませんからね!
履き違えないように気をつけていきたいものです。
ダンスレッスンのマナーってわからないことも多いと思うのでこれからも発信していけたらと思います。
マナーを守って先生も生徒も気持ちよくダンスレッスンが出来ればハッピーな人が増えていきますね!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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