ダンスの先生に2タイプ存在します。
厳しい先生と優しい先生。
どちらの先生に習えば良いでしょうか?
厳しい先生と優しい先生のどちらかを選ぶときの先生に向き不向きな人を教えます。
結論からいうと次のようになります。
【厳しい先生のレッスンに向いてる人】
・一生懸命練習して上手くなりたい人
・負けず嫌いな人
・ドMな人
・メンタル強い子
・子どもを怒れないママさんの子供 怒っても聞かない子
【優しい先生のレッスンに向いてる人】
・楽しくダンスをやりたいい人
・引っ込み思案な子
・ダンス初心者の人
上記を詳しく説明していきます。
この時期を書いているのは、ダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクター でダンスの先生です。ダンススタジオも経営しています。
それでは宜しくお願いします。
厳しい先生と優しい先生、あなたはどちらを選びますか?
厳しい先生のダンスレッスンが向いてる人とは?
ダンスレッスンで厳しい先生が向いている人です。次ようなタイプの人は厳しい先生の元でのダンスレッスンでも耐えられます。
一生懸命練習してダンスが上手くなりたい人
一生懸命ダンスを練習してダンスが上手くなりたい人は厳しい先生のもとでダンスを習うのはとても向いています。
【ダンスが上手くなりたい】という目標が明確なわけですから、たとえ厳しくても臆することなく練習に取り組んでいきます。
目標が明確である人はたとえ厳しくてもブレませんね。
負けず嫌いな人
まず負けず嫌いな人もまた厳しい先生のレッスンに向いています。悔しさをバネにして這い上がっていくので、たとえ厳しくてもへこたれません。
私のスタジオにはアクロバットクラスがあります。レッスンで壁倒立をキープする練習があるのですが、負けず嫌いな子は辛くても泣きながら耐え続けます。耐えて耐えて、自分の最長記録を超えていくのです。
ドMな人
厳しい先生のレッスンが好きなドMな人もいますね。ドMというとちょっと変態っぽいですが、この場合は“自分に負荷をかけて成長させたい人”というのが本当のところです。
私も昔JAZZの厳しい先生の元でダンスを習っていたとき知り合いから「厳しい現場にいて超ドMだね!」と言われたことがあります。言われたときは何を言ってるのかちょっとよくわからなかったんですが、自分に負荷をかけるという意味ではドMなのかなと思いました。
メンタル強い子
メンタル強い子は厳しい先生の元でもへっちゃらです。先生の中にもたまに言葉のチョイスが悪い先生もいます。
「はい、出来てない!」
「いつになったら出来るんだ〜?」
「早くカッコ良く踊れるようになれよ!」
こんなこと言ってくる先生もいますね。でも、言葉のチョイスが悪くても教えてくれることが素晴らしかったり、その先生にしか教えてもらえないこともあるのです。メンタルが強ければ耐えられますね。
しかし、イラッとしたら辞めましょう。その先生に習って価値が見出せるのであれば頑張ってみてください。
実は意外と求められている厳しい先生
実は厳しい先生というのは現場では親御さんから求められています。
「厳しくしてください!怒ってください!」と親御さんの方から頼まれるのです。
レッスン方針を厳しくしてほしいと思う親御さんは子供が可愛すぎて怒れないママさん。もしくは子供が言うことを聞かないので厳しい環境の子供を打ち込みたい親御さんです。
どういうわけか、厳しい先生は今の時代重宝されるのです。
私の経営するダンススタジオには厳しい先生がいっぱいです。サバサバしたアラサー女子ダンサーがいっぱいます。想像できますよね。私以外、超怖いです。そんな厳しい先生たちは親御さん方に求められているのが現場です。
厳しい先生でも愛があれば大丈夫
厳しい先生が嫌われるかといったらそうではありません。
ちゃんと根本に愛があれば大丈夫です。
「ヘラヘラしてんじゃねーよ!」とレッスン開始早々に怒られた男の子がいました。というか、いつも怒られてます。私が「あんなに怒られて◯◯先生のこと怖くないの?」て聞いてみると「ちょっとこわいけど好き!」っと男の子は答えていました。
レッスン中は厳しくても、スタジオの外では会話をしたりして信頼関係を築いていれば子供たちも大丈夫みたいですね。
こういう先生は厳しいと言わない!
厳しい先生というのはダンスに対して真剣で、レッスンに対しても真剣に取り組んでいるからこそナメた真似は許さない。絶対生徒たちを上手くさせてやる!という情熱を持った先生です。ダンサーとしても先生としても信念がある人なのです。
次のような先生は厳しいとは言いませんから間違えないようにしてください。
・気分次第で怒り散らす先生
・人格まで否定してくる先生
・感情剥き出しに怒ってくる先生
このような先生はただの気分屋のメンヘラです。気をつけましょう。
優しい先生のレッスンに向いてる人とは?
続いて優しい先生についてです。優しい先生のダンスレッスンに向いている人は次のような人です。
楽しくダンスをやりたい人
楽しくダンスをしてストレス発散したい人はもちろん優しい先生に習うべきです。厳しい先生にならってダンス自体がストレスになってしまわないようにしましょう。基本的に優しい先生ならば誰でもダンスを楽しめます。
ダンスは楽しくやりましょう。それが一番大事です。
引っ込み思案な子供
引っ込み思案なお子さんは優しい先生に習うと良いですね。厳しい先生に厳しく当られてしまうと、引っ込み思案な子供はさらに奥深く引っ込んでいってしまいます。引っ込み思案な子はまず慣れて心を開くまでが長い道のりなんです。ヤドカリさんのようにね。
優しい先生に引っ張られて外に出られるようになっていきますよ。
ダンス初心者の人
ダンス初心者の人は優しい先生にまず習ったほうが良いですね。ダンスは厳しいものとして習うのではなく、最初はダンスって楽しいを脳に植え付けましょう!ダンスは楽しいものと脳が思えば継続させられるのです。
最初から厳しい先生にならって、そこでダンスの楽しさを見いだせれば良いのですが、“ダンスは厳しくて辛いもの”と脳が思ってしまえばダンスをしなくなりますからね。
優しくて楽しくダンスを教えてくれる先生に習ってダンスの楽しさを知りましょう!
優しい先生かと思って入ったら厳しい先生だった!?
優しい先生かと思って習ってみたら、実は厳しい先生だった!というように、先生がだんだん厳しいなって感じるときもあります。
私も最初にJAZZダンスを教えてもらった先生のレッスンは優しい先生でした。ですがその先生はある時期から舞台制作に猛烈に力を入れ始めました。それからリハーサルでもめちゃめちゃ厳しくなっていきましたね。
JAZZ先生のグループの中では私が一番お調子者で他は年上のお姉様だらけだったので一番怒られてました。
衣装のアイテムをリハ場所に忘れてきたり、リハ中に無意識に他のダンスの練習してしまったりと、若かりし私はやってはいけないこと盛り沢山してしまってました。その度にJAZZの先生に叱られてましたね。
今は生徒たちに注意したり叱る立場になって思うのは、叱るというのは相当なエネルギーがいるということです。先生だって、そりゃ感情出して怒りたくなんかないですよ。超疲れるんです。でもそのままにしたらその子にためにはならない。
叱ることを惜しみなく注いでくださったのはJAZZの先生です。JAZZの先生のおかげで私は今があるのだと思います。根底には愛のある先生でしたし、人として信頼できる先生だから今でも縁が切れることなく続いています。
まとめ:厳しくても愛のある先生でありたい
ダンスの先生には厳しい先生と優しい先生がいます。どちらの先生も素敵です。
自分に合った先生を選んでダンスをしてみてください。
私はダンスの先生としてあまり怒らない先生です。怒る必要がないから怒らないし、怒鳴ったり感情を剥き出しにすることはありませんが、厳しくするときももちろんあります。でもそれは100%生徒のためです。厳しくも愛のある先生として今後もダンスを教えていきます。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
コメント