HIPHOPダンスのステップっていっぱいあって、その中でも基本中の基本のステップであるパーティーマシンのやり方と教え方をご紹介します。
ちなみにパーティマシンは年長さん、1年生あたりからできるようになります。やるのも教えるのも難しくはないので是非挑戦してみてください。
パーティーマシンとは
パーティーマシンはキックする足と逆の方向に軸足が移動します。この動作を連続でやるとパーティーマシンのステップになります。
ケン・キック・ケン・キックのイメージですね。
【よくある惜しいパターン】
パーティーマシンはもう一度言いますが、キックした方向と逆の方向へ軸足が飛びます。ですので次の2パターンは惜しいです。
・キックした方に軸足がついていっちゃって飛び蹴りみたいになるパターン
・キックした時に軸足が移動せずにコサックダンスみたいになっちゃうパターン
惜しい!もうちょいだ!という生徒はだいたいこんな感じです。ですのでキックした方向と逆に飛ぶっていうのを理論的に理解できる大人はパーティマシンに苦労しません。
大人は簡単に1日で出来ちゃいますのでやってみてくださいね!
子供に対するパーティマシンの教え方
子供にはステップは身体で覚えてもらいましょう。口頭説明する場合は2つです。
・ケン・キック・ケン・キックを繰り返すよ!
・キックする方と逆に身体がいくよ!
ざっとこんな感じです。それでは教え方を教えます。
パーティマシンの教え方
①用意するものはビニールテープとハサミです。
だんだんお決まりの道具になってきましたね(笑)
②次に3本のテープを使ってこのように形を作ってください。長さは真ん中が長くなるようにします。
③右足を中心の線に合わせて片足立ちになります。
ケンケンの形と説明すると分かりやすいです!
④ケンケンで挙げた足をキックしながら右足を外側の線に乗るように移動します。
⑤外側に右足が移動したら、中心の線を左足で踏みましょう。
この時ちょっとジャンプしながら軸足を変えます。
⑥4と同じようにケンで挙げた足をキックしながら左足を外側の線に乗るように移動します。
③〜⑥の動作を連続して繰り返すことでパーティーマシンの完成です。やったー!
パーティマシンができない子の特徴
パーティーマシンが出来ない子は、理論がわからないというより、足の筋肉不足が大多数です。ケンケンと足をキックする筋肉をつけると、できるようになります。ですのでパーティマシンを練習しながら足の筋肉をつけるようにしていくとステップができるようになります。
その他の練習方法
パーティマシンには足の筋力が欠かせません。上記のようなテープでの練習方法以外に、筋力アップさせるにはケンケンパーでスタジオの端から端までを往復するのが一番効果的です。ケンケンできればステップに必要な筋肉のベースができあがります。ケンケンのポテンシャルは高いです!
幼児さんのレッスンメニューについて書いた記事もありますので、こちらも参考にしてみてください。
まとめ:噛み砕いて教えていきましょう
「なんでこんなに簡単なことができないの?」って大人だったら子供に対して思うかもしれません。ですが、子供はあたりまえで忘れがちですが大人より不器用なんです。ですので難しいと思うことが子供には通常なのです。
そして難しくてできないことを子供はやりたがりません。簡単なものは飽きてしまいます。なんとも素直ですがそれが子供です。
子供の特性を生かして、難しいことは一度噛み砕いて簡単にして、それからちょっとずつ難しくしていくと、クリアしたい気持ちが生まれてきます。
私のレッスンではレベル1から始まり、レベル4まで積み上げるステップ練習もあります。レベル1をクリアしたらちょっと難しいレベル2へ、積み上げて練習していくとステップが完成するということです。
パーティーマシンはこの方法で教えれば誰でもできるようになります。生徒さんができるようになるということは先生が良いからです。教えるスキルを身につけていきましょう。
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