ダンスの先生として生徒たちを注意するとき、生徒たちはどんな反応をしていますか?
先生から注意された生徒たちの態度からわかることがあります。
こんな人にオススメの記事です。
・子供の指導をしている方
・ダンスインストラクター
結論からいうと、先生に注意された生徒の態度からわかることは次の通りです。
①素直に受け止める生徒→成長する
②悔しくて頑張る生徒→継続すればめちゃくちゃ成長する
③反発してくる生徒→進歩しない
上記を詳しく説明していきます。
この記事を書いているのはダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターで高校ダンス部のコーチです。3歳からシニア世代まで沢山の生徒たちにダンスを教えてきました。
それでは宜しくお願い致します。
先生から注意を受けて素直に受け止められる生徒
ダンスの先生から注意を受けて素直に改められる子は成長が早いです。素直な人ほど飲み込みが早いのです。
なぜならば、素直な子は先生の意見をすぐに取り入れてられるから、周り道をしなくてすむのです。そういう生徒は到達地点まで直線で進むので成長も早いのです。
子供はたいてい素直に生きている
子供はたいてい素直に生きています。お腹が空いたー。眠いー。とっても素直に生きてますよね。素直な子ほどわかりやすいのです。素直な子はだいたい顔に出るか、まっすぐ主張してきます。
言葉で伝えるのが苦手な子は顔に出ていますから注意して見てみてください。先生の言ってることわからない時は顔が「?」はてなマークだし、つまらなかったらつまらない顔をしています。
こういう子に対しての注意や指摘は効果大です。素直に飲み込んでいきますから成長も早いです。
先生が注意しなければいけないことは、素直に受け止める子に対して間違えたことを教えてはいけないです。先生は言動に責任を持ちましょう。
悔しさをバネに頑張る子供は成長大!
先生に指摘されて悔しくて頑張るタイプの子供もいます。
負けず嫌いの子に多いですね。悔しさや怒りをバネにするタイプはグングンと成長していきます。
ある意味このタイプが一番成長します。悔しさのパワーって計り知れないです。
ダンスコンテストに負けた悔しさはバネになる
例えば、ダンスコンテストに負けて悔しいって気持ちがある子は次は上を目指して頑張ります。負けたことが悔しい、次は絶対にやってやる!そういう気持ちは爆発的に強いので、気持ちが継続できれば一番頑張れるし、成長します。
悔しいって気持ちが無い人や、悔しい気持ちをすぐ忘れちゃう子はあまり成長しないですね。
悔しさは大きいバネになります。悔しさを忘れないように、メモしておきましょう。
ちなみに私がコーチをしている高校を県の大会で優勝させるまでにはおよそ4年かかりました。4年もの間、何クソー!っと悔しい気持ちをひた隠しにしながら指導していたことは間違いありません。
悔しさを継続させること、生徒たちに植え込んでみるとバネになりますね。
私が教師を目指した理由も反骨精神からでした
中学2年生の頃、ちょっぴり悪目立ちしていた私は本当に先生のことが大嫌いでした。中学校の先生が口ばっかりな先生や自分の身しか守らない先生がいて、あんまり良い先生に恵まれていなかったことです。
こんなひどい先生だらけだから生徒たちが居場所がないんだろうなと実感することが多くてできた夢が“教師になって居場所のない生徒たちを救えるような先生になろう”と思ったのがきっかけです。この夢も反骨精神からですね。
高校に入ってからは、良い先生に恵まれました。恩師となる人にも出会え、ますます教師になろうと決意し、大学に通い教員免許を取得しました。
まあ今はダンスの先生ですがね(笑)
先生に反発してくる子は要注意
ムッと膨れる人はすでに反発してる。
先生の意見に反発してくる子は先生を信頼していないから先生の意見を飲み込めないのです。
反発してくる子は先生の意見を取り入れられません。指摘を鉄壁の壁のように跳ね返してしまいます。
「無理」が口ぐせは要注意!
何かにつけて最初から「無理〜」っと言う生徒は本当に成長しないんですよね。
無理って言う子は先生の意見が飲めてませんから要注意です。もしも生徒にいるとしたら「無理」って言わないキャンペーンをすると良いでしょう。
先生の意見に「無理」で返す子は否定的な捉え方をしているか、無理が口癖かどっちかです。問題なのは否定的な子です。
部活の顧問の先生に「は?」って顔してる生徒
コーチの意見は聞くけれど、顧問の先生に「は?」って感じの態度の生徒ってたまにいるんですよね。なんでそうなるのかというと、ダンスがうまければ説得力がある、みたいな風潮になってしまいがちだからです。
コーチとしてはこの光景は残念でならないです。どうしてかというと、ダンスは常に客観視だからです。審査員やお客さんがいて、お客さんからダンスを見てどう感じるかというのは一番大事な要素だからです。だから顧問の先生の意見って大事なのに「は?」って顔してるのを見ると残念な気持ちになります。
もし反発してくる生徒がいるなら
もしムッとしていて反発する生徒がいるとしたらまず初めに伝えることがあります。
「先生はみんなのダンスを潰してやろうとして言ってるんじゃないんだよね。うまくしたいから言ってるんだよね。」
これは部活でよく言う言葉です。
先生の意見を受け入れてもらうことができて始めて指導って成り立つのです。
先生も人間ですから感情的になってうまく伝えられなかったり、変な言い方をしてしまうこともあります。でも先生の指導のにあるのは生徒たちを成長させたいという先生の情熱があることを伝えましょう。
先生の意見を生徒が受け入れられなければ手の施しようがないですからね。
まとめ:生徒を褒めて伸ばすだけでは越えられない壁もある
いかがでしたでしょうか?生徒たちの態度でわかることはとても多いです。先生は生徒たちの反応を見逃さないようにしましょう。
そして、基本的に生徒は褒めて伸ばすものです。自信をつけてあげることが大事です。
しかしながら、褒めて伸ばすだけでは超えられない壁もあります。時には嫌なことを言う悪役の先生になってみることも必要なのです。愛のある指導をすれば厳しくてもいいのですよ。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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