【ダンスの先生が教える】完成度の高いダンスをコンテストに出す方法

ダンスの先生

巷ではダンスコンテストが溢れていますね。ダンスコンテストで優勝すれば自信がつきます。優勝を狙っているのなら完成度の高いダンスで大会に挑んでみてください。

 

完成度の高い作品をダンスコンテストに出すには次のことが必要です。

・練習段階でノーミスにする

・メンタルを強くする

・体調管理を徹底する

 

上記を詳しく説明していきます。

 

この記事を書いているのはダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオを経営しています。

 

完璧な練習と準備をしてみませんか?

 

ダンスの完成度が高いのはミスが見当たらないから

ダンスの完成度が高いチームのダンスは隙間がないのです。隙間というのはダンスの振り付けが詰め込まれているということではありません。ミスが無い作品のことです。

強いチームのコンテスト作品にはミスが見当たらないのです。

 

ノーミスを練習段階から出せるようにする

それではダンス作品のミスとはどういうものでしょうか?

ダンス作品のミスというのは一般的に次のようなことです。

・振り付けを間違える

・フォーメションを間違える

・ぶつかる

・転ぶ

 

このようなミスを練習の段階から無くしていきましょう。すると、完成度の高い本番の演技に繋げてられるのです。

↓同志社香里高校のダンスコンテスト作品を見てください。

【圧倒的なパフォーマンス】同志社香里高校の天才的なダンス!

客観的に見てミスが見当たらないですよね。しかもこの人数でダンスが揃ってます。

人数が多ければ多いほど、ダンスを揃えるのって至難の業なのです。練習量が凄まじいのでしょう。

 

練習の段階でノーミスの作品をつくるコツ

ノーミスの作品を練習段階で作るには、客観的視点があればできます。

動画を撮って見返せばいいんです。

 

動画を取って見る

揃ってないところ、ミスが見当たるところを全て箇条書きで書き出す

箇条書きを全て潰していく

 

これだけです。これを繰り返すことで完成度の高いミスの無い作品を練習段階で作れます。

求めるは完璧です。なぜなら人間は不完全だからです。全くミスのないものが本当に見たかったらロボットが踊ればいいんです。不完全な人間がどれだけ完璧な作品を生み出せるかです。日本人は綺麗さ、統一されたものに美しさを感じて心を奪われますからなおさらですね。

 

おすすめはアイパッドなどのタブレットでダンスを見返して、ミスを書き出していくと良いでしょう。

練習でできないことは本番に持っていかないこと

一か八かの技や、できる確率が低いものは本番には絶対に持って行ってはいけません。要するに、確率が50パーセントのものはやらないということです。

本番に強いから大丈夫とかそういう理由ではありません。失敗をすれば完成度が下がるからです。

アクロバットの技でバック宙を入れたいとしてもバック宙が綺麗に毎回決まらないのであれば作品の中に入れないほうがいいのです。だったら確実に決まるロンダートを綺麗に決めた方が完成度は高いです。

完成度を保つことはダンスコンテストにとって重要であります。

 

どんなに才能があるダンサーでも練習してなきゃコケる

練習が完璧に仕上がっていなければどんなに上手く才能があるダンサーでもコケます。私も有名ダンサーさんと絡んだことがあるのですが、練習段階で完璧に仕上がっていなくて、これはコケるだろうなと予想していたら見事にコケました。

練習が完璧だったらよかったのになって思ってちょっと残念でした。

歌って踊るアーティストさんは完璧主義

歌って踊るアーティストさんのレッスンをしたことがあるんですが、アーティストさん達もめちゃめちゃ練習してるんです。どちらかというとプロ意識があるので完璧を求めて取り組んでいます。

だからお客さんの前で完璧なんですよ。さすがです。

 

ダンスの本番にはメンタルが大きく関係している

ダンスコンテストの本番にはメンタルが大きく関係しています。

・観客がいる
・審査される
・他のチームが見ている

これらを意識すればするほど人間は不安になって緊張するんです。

 

「間違えないで踊れるかな?」

「この技ちゃんと決まるかな?」

 

不安は高まると練習ほど伸び伸びできなかったり、身体がカッチコチに硬くなったりするんです。だから練習でノーミスのパーフェクトが毎回出ている必要があるんです。

100点を出したいなら120点の練習をすること!

生徒たちにいつも言うのは練習以上の結果は出ないということです。

 

例えばテストで100点を取りたいとします。いくら100点を取るための勉強をしていても結果は80点くらいしか取れないんですよね。

なぜなら人間の本来の実力って本番に出にくいからです。

だから勉強の段階で120点取る勉強をしてテスト本番に向けて準備しておきます。そうすれば本番で120点が取れなかったとしても、100点くらい取れるということです。

 

ダンスも同じです。毎回120パーセントの練習をしておけば本番では100パーセントの力が発揮できるということです。

 

完璧なダンスを本番で見せたかったら120パーセントの練習をしてみてください。それがノーミスを練習段階で出すということです。

 

メンタルを強くするには自信をつけること

メンタルを強くするには自信をつけることが大事です。

では自信をつけるにはどうしたらいいかというと、たくさん練習することです。

自信をつけるには練習しかないんです。人は裏切るけど練習は裏切りませんからね(笑)

どれだけ質のいい練習を長時間積み重ねてきたかが一人一人の自信に繋がっていくのです。

体調管理は絶対に必要

ダンサーにとって体調管理は絶対に必要です。ダンサーは身体が資本ですから。

怪我や病気などの体調管理を徹底しましょう。完璧な本番のダンスは完璧な身体から生み出されます。

世界で活躍するダンスチームは食事管理まで徹底している!?

アメリカで毎回行われるHIPHOPインターナショナルというダンスの世界選手権において日本チームが2017年と2018年に二連覇しています!

Kana-Boon! – Japan (Gold Medalist Varsity Division) at HHI World Prelims 2018

 

二連覇しているチームがこの動画のKana-Boon!です。

バンドの方じゃないです。ダンスのほうです!

 

彼らはもはやアスリートなんじゃないかという食事制限やルールがあるそうで、

・エスカレータを使わない
・アイスやお菓子やジュース禁止
・マック禁止

などがあるそうです。アスリート並みの体調管理ですよね。

世界で優勝するのならばやるべきことなのかもしれません。でなきゃこんなやばいダンスできないです。

万全の体調で本番に臨めることが理想

本番に持っている力を発揮するためには、万全の体調管理が必要です。日頃から体調管理を意識して生活しましょう。とくに睡眠不足は体力も免疫力も落ちてメンタルにも影響を及ぼしますので注意してください。

 

まとめ:完璧な準備をして完成度の高い作品を披露しよう

ダンスコンテストにおいて、上位に行けないチームはダンスの隙があります。隙を無くすことで作品の精密さが高まり完成度の高い作品になっていくのです。

人数が多ければ多いほど、ノーミスの作品って難しいんです。緊張や不安って伝わってしまいますから。でも、練習段階でできることって沢山あるんです。
完成度の高い作品をダンスコンテストで出せるように、計画、準備、練習をしてみてください。必ず結果はついてきます。最高のパフォーマンスを見せられるように、頑張ってください!

 

 

 

 

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