【ダンスの先生が教える】ダンスで伸び悩みを感じたらやってみること

ダンスの先生

ダンス初心者を卒業すると次に来るのがダンスの伸び悩み問題。

ダンスがなかなかうまくならない。

周りの人達はどんどん上手くなっていって、焦る。

どうしたら良いのだろうと落ち込んでいる方にダンスの先生からアドバイスをします。

 

結論からいうと次のようになります。

 

【ダンスに伸び悩んでしまったらやってみること】

・基礎に戻る

・違うジャンルをやってみる

・一度ダンスから離れてみる

 

上記を詳しく説明していきます。

 

この記事を書いているのは、ダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオも経営しております。

それでは宜しくお願いします。

ダンスで伸び悩みを感じてしまったとき

ダンスをある程度やっていると他人には言わないけれど自分の中で悩みとなっていくのがダンスの伸び悩みです。

伸び悩みはいつごろ訪れるの?

ダンスは最初は楽しいし、やればやるだけ伸びていきます。ダンス初心者さんたちは努力の成果が目に見えてわかるのです。

伸び悩みはいつごろから訪れるかというと人それぞれですが3年〜5年くらいです。

「あれ?なんか最近ダンスが全然うまくなってないな」と感じるのです。

ダンスが上手くなることに喜びを感じていたのにダンスに成長を感じなくなるとダンスが面白くないと思うようになり、モチベーションがどんどん下がっていきます。

 

【実体験】私にもあったダンス伸び悩み

私にも実際ダンスの伸び悩みを感じたときがあります。それはダンススタジオの経営をやりはじめた頃です。

ダンスはずっと好きでレッスンもずーっと通っていたのですが仕事のほうがバタバタと忙しくレッスンも通えなくなってしまいました。

あれ?なんかダンス上手くなってない。というか、毎回同じ動きしかしてない!

自分のダンスも表現もとてもつまらなくなりました。周りはダンスがどんどん上手くなっていくのに、自分は変わってない。

自分のダンスが好きじゃなくなっていましたね。

ダンスの伸び悩みを感じたらとるべき行動

伸び悩みを感じたらどんな行動をとればいいでしょうか。

実際に私も行った行動をもとにアドバイスしていきます。

基礎に戻る

ダンスは最初は楽しいんですよ!踊って楽しい!

でも上手くなりたかったらちょっと苦しいかもしれませんが基礎をもう一度見直してみてください。

例えば、家を建てる時にふにゃふにゃの土地に家を建てても崩れやすく脆いです。しかし土台を固めて基礎の骨組みをしっかり組み立てると頑丈な家が建てられます。

ダンスも同じように、基礎に戻ることでダンスの伸びを高めることができます。

「ある程度上手くなったら基礎に戻ればいいのよ。」

私の恩師である高校の部活の顧問をしていた大先生は、部活でダンスを始めた生徒たちに「ある程度上手くなったら基礎に戻ればいいのよ。」と言います。

どういうことかというと、「最初はダンス楽しい!」でダンス部に入り、もっとやりたくなって卒業したら基礎に戻ってしっかりやれば上手くなるよということなのです。

上手くなりたかったら基礎の見直しです。

これが一番遠いようで近い、効率のいいやり方です。

 

違うジャンルをやってみる

ダンスで伸び悩んでいるときはモチベーションも下がっているときです。悩んでいる人はダンスをやっても楽しくないし、ダンスしたいという気持ちもなくなりつつあります。

そうなってしまったら一度「ダンス楽しい!」の状態にマインドを戻してみてください。

オススメは他のジャンルをやることです。

他のジャンルのダンスをやることで、ダンスの楽しさを思い出せるようなります。また、他のジャンルをやることでいつもとは違う身体の使い方を新しく覚えるので、もともとのジャンルが相乗効果で上手くなったりすることもあるのです。

例えばHIPHOPダンスで周るときにいつもブレてしまうのであればJAZZのレッスンに通ってターンの軸を掴めるようにすることでターンのブレは解消されます。

 

「ダンス楽しい!」と思う気持ちをもう一度思い出しましょう。

一度ダンスから離れてみる

これは最終手段です。一度ダンスから離れてみることもいいでしょう。

ダンスに伸び悩み、モチベーションが下がった状態では良い練習は出来ませんので、ダンスから一度離れてみましょう。あんなに楽しくて好きだったダンスに対して気持ちがなくなってしまうのは勿体無いです。

踊りたくなくなってしまったら踊らなくて良いんです。

嫌いになるよりもマシですからね。

ダンスから離れることは、悪いことじゃないですからね。

ダンスの伸び悩みから抜け出すには

では、ダンスの伸び悩みから抜け出す方法を具体的にアドバイスいたします。

自分のダンスの課題はどこか具体的にしてみる

伸び悩みというのは自分のダンスが伸びているのか伸びていないのかがわからなくなっている状態なので、自分のダンスの課題を具体的にしてみましょう。

やることは次の通りです。

 

①自分のダンスの動画を見る

②どこが気に入らないのかを具体的に上げてみる

例)・力強く止まれない

・身体がコントロール出来てない

・音が目一杯使えてない

 

要するに自分のダンスの研究です。

自分のダンスのどこがイマイチで直したいのか考えて、紙に書いてみましょう。イマイチな部分がわからなければダンスの先生に相談してもOKです。具体的に書きだすことをオススメします。

課題の改善策を出して実行する

自分のダンスの課題がわかったら改善策を考えてみましょう。

こうなってくるとダンスは研究です。自分のダンスの改善策を考えて実行していきましょう。

 

・力強く止まれない →改善策 筋トレと体幹を鍛える

・身体がコントロール出来てない →改善策 アイソレ強化

・音が目一杯使えてない →改善策 音を良く聴く意識

 

【伸び悩み】とはとても抽象的なんですよ。だから改善策が見つからなくて時間ばかりが過ぎていくのです。【伸び悩み】を具体化してみてください。問題を具体化することで課題が見えてきます。

課題が見えたらあとは楽勝です。課題をクリアできるように毎日コツコツと積み上げれば良いだけですから。

 

自分のダンス動画を撮影してみよう!

課題を克服出来たら自分のダンスの動画を撮影してみましょう。

先ほども言いましたがダンスは研究です。上手くなるには研究することです。

 

・上手い人のどこが上手いのか?

・自分のダンスのどこが下手なのか?

・どうやったら上手くダンスを踊れるようになるのか?

 

研究し、課題を出し、結果を見て、また研究する。これらを繰り返していいくうちに知識もスキルもついてきてダンスが上手くなるのです。

聞いた話ですが、某有名大学の名前のついたブレイクダンスチームは、ウィンドミルがどの角度でどの高さでどの速さで回るのが一番キレイに見えるかを研究していたそうです。そこまでダンスを深掘りすれば世界に行けるのかと感銘しました。

勇気を出してSNSに動画をアップしてみよう!

そして最後に、勇気を出して動画をSNSにアップしてみると良いですよ。

自分のダンスの成長記録ができますし、みんなに見てもらうことでモチベーションも上がります。

私もお恥ずかしいながら、自分のダンス動画をなかなかSNSにアップできないでいました。未完成な自分を見られるのが恥ずかしくて、あとちょっとかっこつけてましたね。

でも今は勇気を出して練習の動画も挙げるようにしています。動画をアップすることで、周りのみんなも評価してくれますし、自分のモチベーションに繋げられました。

ダンサーでもダンサーじゃなくてもかまいません。ダンスの成長記録としてSNSに残していってみると、面白いですよ。

 

まとめ:伸び悩みは自分にしか乗り越えられない

自分のダンスの伸び悩みは他の誰でもなく自分にしか乗り越えられないものです。

ただ、乗り越え方を今まで知らなかっただけで、乗り越え方を知れば誰でも出来ます。チャレンジさえすれば。

やらなかったらそのままだし、やれば乗り越えられる可能性を秘めています。

「迷ったらやれ!」ですよ!

ダンスに伸び悩んでしまった方の背中を押せれば何よりです。応援しております。やればできる!やってみよう!!

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

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