ダンスのセンスが壊滅的にないからダンスやりたくないって思ってる方は少なくないと思います。
ダンスセンスがあるということはどういうことなのでしょうか?
ダンスセンスって身につけられるの?
この二つについて考えていきたいと思います。
結論からいうと次のようになります。
・ダンスセンスは身体で表現できるかどうか
・ダンスセンスは努力次第で身につけられる
ということです。上記を詳しく説明していきます。
この記事を書いているのはダンス指導歴17年のダンスインストラクターです。ダンススタジオも経営しています。
それでは宜しくお願いいたします。
ダンスセンスがある人とない人の特徴
ダンスセンスがあるというのはどういうことをいうのでしょうか?
考えていきたいと思います。
私が考えるダンスセンスがある人というのは、
・完コピがうまい
・リズム感がある
・ファッションがオシャレで似合っている
この3つが備わっている人はセンスがあると思います。
ダンスセンスがある人は完コピがうまい!
ダンスセンスがある人というのは完コピがうまいです。どういうことかというと、先生の頭の先から足の先まで全ての動きが完璧にマスターできるということです。
よく言うような、「振り付けの完コピ」とはレベルが違います。
足の重心が何パーセント右足にかかっていて残りの何パーセントが左足にかかっているのかとか、手の出し方軌道までもが先生の動きを着実にマスターできる人のことです。
こういうスキルがある人はまさに、ダンスセンスがある人です。
完コピして体現できるスキルというのは、空間能力に長けている人のことをさします。
ダンスを2Dで考えるのではなく3Dで考えて、なおかつ重心や体のバランスまでもがコピーできる能力が自然と身についている人はダンスセンスがあるのです。
リズム感が最初からある人
音楽をやっていた人や、子供でいうならば小さいころから音楽を聞いたり歌を歌う子は自然とリズム感がついています。聞き流すのではなく、音楽をしっかり聴く環境にいる人のことをさします。
このような人たちは音楽のリズム感をダンスをやる前から備わっています。
小さい頃から音楽を聴いたり歌を歌っている子は自然とリズム感をマスターしています。
リズム感はどんなスポーツにでも役立つもの
バスケのレイアップシュートも
ボクシングの足の運びも
テニスのボールの打ち返しも
全部リズムです。
いろんなジャンルの音楽を聴かせてあげてみてください😊
— しん@ダンスの先生 (@dancenoteacher) September 17, 2019
小さい頃から音楽を聴いたり歌を歌っている子は自然とリズム感をマスターしています。リズム感はどんなスポーツにでも役立つもの。
バスケのレイアップシュートも
ボクシングの足の運びも
テニスのボールの打ち返しも
全部リズムです。
いろんなジャンルの音楽を聴かせてあげてみてください😊
ダンスをして身体でリズムを取るときにでも元々リズム感が備わっているのでダンスの上達も早いです。
ファッションがオシャレで似合っている人はダンスセンスある!?
ファッションセンスがオシャレで似合っている人がダンスセンスあるってどういうこと?そんな因果関係はない!と言うかと思いますが、実はダンスセンスあるんです。
なぜダンスセンスがあるかというと、ファッションがオシャレで似合っているというのは言い換えてみれば、自分の体型が解っているということです。
自分自身の手足の長さ、顔の大きさ、お尻の形、ウエストの位置、自分の身体の把握が出来ている人はポージングもうまいし、ダンスを踊ったとしても体現できる人が多いです。
ダンスセンスのない人はどんな人?
反対にダンスセンスの無い人はどんな人のことをいうのでしょうか?
私が考えるダンスセンスの無い人は次のようになります。
ダンスセンスがないのは自分の身体を把握できていない
ダンスセンスが無い人というのは自分の身体がどうなっているのか把握できていません。
例えばダンスの先生が左手を挙げたポーズを取るとします。
次の画像を参考にしましょう。
この写真と同じポーズをしてごらん!と指示をして、ダンスセンスが無い人は右手をあげたとしても同じポーズにならないのです。
なぜかというと次のような理由が挙げられます。
・左手の存在を無視
・足の置き方、角度が違う
・体のひねり方が違う
・顔の向きが違う
・挙げた右手のひねりの角度が違う
骨格や体型は違ったとしても細かい角度は全て揃えられます。
ダンスセンスの無い人は自分の身体を操作できていない。つまりは脳と身体が繋がっていないのです。
音楽を聴いてない人はダンスセンスがない
ダンスに音楽とリズムはつきもので切っても切り離せない関係です。したがって音楽を聴く習慣が無い人は音楽を聴いてリズムに乗る習慣がないのでダンスセンスが備わっていません。
ダンスセンスを見につけたいならば日頃から音楽を聴く習慣があると良いですね。
音楽を聞いてない人がダンスをすると、音とマッチしていないのでとてもじゃないけど上手とは言えません。音楽をBGMとした別物の体操に近いような動きになってしまいます。
ダンスセンスは身につけられる!
ダンスセンスというのは、
・完コピがうまい→空間把握能力
・リズム感がある→音楽を聴く習慣
・ファッションがオシャレで似合っている→自分の体型・骨格の把握
この3つできればダンスセンスは身につくというわけですから、ダンスセンスというものは生まれつきの先天性のものではなく、後天性として身につけられるものなのではないでしょうか。
私が思うにダンスセンスは努力次第で身につく!ということです。ダンスセンスが無い人は是非以下の方法を試してみてください。
ダンスセンスを磨きたければ空間把握能力をつけよう!
ダンスセンスを磨きたければ空間把握能力を身につけて先生の動きを完コピできるようにしていきましょう。
重心の移動の移動の仕方、頭の角度、膝や肘の曲げる角度さえも完璧にマスターしてみることです。
振りが踊れたから完璧じゃないんですよね。振り付けを一つ完コピできるようになるまで、遠くから見て「え?先生が踊ってるんじゃないの?」と思われるくらいまで踊り込んでみましょう。
そこまでやってみると、空間能力も身についていきます。
ダンスのストレッチについて
ダンスレッスンで先生がストレッチをやりますよね。そのときに、先生の動きを完璧に追いかけようと思ってる人って少なくないですかね。いや、ストレッチっていうのは怪我の予防のためのウォーミングアップとしてやっているものであるから間違っていないとは思うんですが。
鏡越しに生徒さんたちを見ると、私の動きを完璧に真似してやろうって人は超少ないです。
私のストレッチの動きも完璧に真似できないのにダンスの振り付けを完コピすることってできないですよね。
ストレッチから先生の角度、重心の動かし方を真似してみてください。
音楽を聞いてリズム感を身につける
日頃から音楽を聴いてリズム感を身につけるとダンスセンスは格段にアップしていきます。
私のおススメは90-100bpmの速さのリズムが取れる音楽を聴くことです。
↑これくらいの速さの音楽がリズムをしっかり取れる基本となります。音楽を日頃から聴く習慣を身につけていきましょう。
自分の体型を知ろう!オシャレも大事です!
自分の体型に似合っていない服装をする人ってたまにいるじゃないですか。ダンスにおいても自分の体型を把握することで動き方や角度にも気を遣えるようになります。
例えば、自分がウエストがめちゃくちゃ太いとします。
前から見たらくびれもなくて寸胴体型で最悪だ!でも角度を変えたり、ひねりを加えることによって細くみえたりしますよね!
自分の体型を知って、うまく見せられるときはしっかり見せて、カバーできるところはうまく隠せるようになります。
かくいう私も足が猛烈に短い下半身がっちり体型。どうやったら足が長く見えるか、研究に研究を重ねております(笑)
オシャレの勉強も楽しんでやってみましょう!
まとめ:ダンスセンスを磨いてみよう!
このように、ダンスセンスというものは後天的に備わるものが多く自分で磨けるのです!ダンスセンスが無いからといってすぐに諦めてしまうのではなく、何故センスがないのか?どんなセンスが足りていないのかを一度考えてみてください。
私がダンスをする人に伝えたいことは、ダンスは誰だってできるということです!車の運転と同じです。誰だってできます。だから早々に諦めないでくださいね。
楽しくダンスが踊れるのが一番です。ダンスセンスを磨くのも、やらなきゃ行けないと思うのではなく、楽しんで研究してみてください。
何事も楽しんだもの勝ちですからね!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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