子供が習い事のダンスを嫌いになるのは理由があります。
ダンスを嫌いになる理由にはどのようなことがあるのかまとめてみました。
こんな人に読んで欲しいです。
・お子さんにダンスをやらせたいママさん
・お子さんがダンスをやっているママさん
ダンス指導歴17年で出会った子供達のダンスを辞めていく生徒の理由と周りの大人のNG行動を書きます。
それでは宜しくお願いします。
ダンスよりもやりたいことが見つかった
ダンスよりもやりたいことが見つかったなら良いことですね。せっかく頑張ってきたダンスだけれども、その子にとってもっとやりたいことが見つかったなら大人たちは応援してあげるべきです。
先生としては毎週会ってた生徒に会えなくなるのはちょっと寂しいと感じます。親御さんの心情としても長くやってきたダンスを辞めちゃうのはもったいない思うという気持ちもあると思いますが、その子のやりたいことを応援してあげましょう。
ダンスで学んだことを生かして、次のステップに進むお子さんを大人は応援するべきです。
6年生までダンスやって、部活で活躍出来ればいいことじゃないですかー!
追記ですが、ダンスを辞めるならせいぜい1年はやってるって前提の話です。じゃなきゃただのなんでもやりたがりの子なだけですし、習い事って継続するから得られるものがあるので簡単に辞めちゃうと意味がないです。
そんな簡単に習得出来るものってどの習い事にはありませんので注意しましょう。
姪っ子がダンスをはじめる時の話
ダンススタジオを作ったのは母のフラダンスが踊れるスタジオが欲しいというのと、シングルマザーで子供二人を一人で育てないといけなくなった姉に自由に働ける場所を作ってあげたかったというのが理由です。スタジオを開業したのは姪っ子が3歳になったときでした。
姪っ子は二番手の努力家タイプの性格です。1番にやろう!っていうのはなくて、誰かが先陣切ってやるものを見てから「わたしもやってみようかな」とやるタイプ。ダンスもそうです。初めからやりたいって言い出したわけでもなく、数ヶ月ずっと外から見学していました。
私の姪っ子の3歳がはじめてダンスやりたいって言い出した時「3年は辞めさせないからな!」と釘を刺しておきました。3歳の姪っ子にはちょっと厳しい発言でしたね(笑)
しかしながら、簡単には辞められないというルールが最初に備わっていて、9歳になった今でもダンスを楽しんで続けてます。習い事の中でダンスが一番好きだと言います。嬉しいですが親族だからこそあえて厳しく教えております。
ダンススタジオに無理やり連れて来られる
幼児さんで多いのですが、親御さんがダンスが好きで子供に習わせたいと思っていて無理やり連れてくるパターン。
案の定ダンスなんて、やる気なく泣く。子供がダンススタジオに行きたくないのに入会したからって無理矢理連れてくる。踊らない自分の子供を目の当たりにして「家ではしょっちゅう踊ってるんですけどねー」って、
そんなの続けてやってたらダンス嫌いになっちゃいますよ!トラウマできちゃいます!
私たち先生だってダンス好きでやってる身ですから、ダンス嫌いになられちゃ悲しいです。
この場合は連れてくるを辞めましょう。ダンス嫌いの記憶が備わってしまいますからね。
場所見知りする子はとくに慣れるまで時間がかかります。お子さんにダンスをやらせたかったらダンススタジオに来る前に動機を作ってください。
ダンスに興味を持たせることがポイントです。ダンス動画を観たり、一緒に踊ったり、ダンスをすると楽しいという感覚を持たせてからスタジオに来てください。
ダンスの先生が超怖い
先生が超怖いと子供もダンスが嫌いになります。偏見があるかもですが、バレエの先生って超怖いですよね。ニコニコ優しいバレエの先生を見たことないのは私だけでしょうか?
怖い中に愛情があって子供が感じ取ってくれたらいいけど、怖いだけだとダンススタジオに行きたくなくなってしまいます。
先生はレッスンでのオンとレッスン以外のオフを切り替えて、優しい面も見せて安心させてあげてください。
怖い先生に観られながらダンスしたらビビりな子はチビってしまいますよ。
経験談〜超恥ずかしがり屋さんの好きなポーズ〜
ダンスを3ヶ月続けた年長さんの親御さんが「すみません、ウチの子ダンス辞めたいって言ってるのでやめさせます。」って言ってきたんです。
いきなりやめるってどういうことなんだろうと理由を聞いたら、ダンスの最後に好きなポーズで止まるところがあるのですが、それがどうしても嫌で辞めるっていうことでした。
私は正直言って納得がいかなかったです。なんでこんなことで辞めちゃうの?ってずっと思ってましたし、3ヶ月そこらで辞めちゃうことを良しとは思わないのでなんだか複雑な気持ちになりました。
結局その子はやめていきましたし、親御さんもダンスを続けさせたいとそこまで思っていなかったのでアッサリとしていました。
でも、後から考えてみたら私はその時その子の気持ちに全く寄り添っていなかったですね。自分の物差しでその子のことを測っていたと思います。
その子は超恥ずかしがり屋さんでした。人前でも喋らないし、私も会話したことがないくらい。先生が話していることに頷いて聞いてる子です。自分をさらけ出す、表現するのが超苦手な子だったんですよね。
そんな超恥ずかしがり屋さんに好きなポーズをさせるってのがやっぱハードルが高すぎたんだなって思って反省してます。咄嗟に違うポーズにしておけばその子はダンスを嫌いにならなかったかもってね。
絶対に次に生かそうと思った経験でした。
「できてない!」といわれることが多い
「できてない!」って言われることが多いとどうでしょう?子供は自信喪失してしまうのです。
ダンスレッスンでもそうです。「できてない」なんて言わないであげてください。他と比べてるからそう見えるんです。ダンスは他人と比べて良いことないんです。ダンスは個々の伸び率で見るべきであって、みんな出来てるのになんでできないの感を出してくる先生も親も子供に求めすぎです。
先生は生徒たちに「惜しい!あとちょっと!」って声かけしてあげるといいですね。親御さんは「できてない」っていうのはNGです。
基本的に、子供は褒めて伸ばしましょう。出来ないところに目を向けるのではなく、出来ることに気付いて褒めてあげること。気付いて褒めて、さらにレベルを上げて挑戦させると子供は飛躍的に伸びていきます。
反対に、「できてない」「ダメだ!」と言われすぎるとどうでしょう。苦痛でストレスです。そして言われすぎると慣れてしまい、自分には出来ないものとして認識してしまうのでその分野での成長は難しいです。
「出来ない」「ダメだ!」と言われて反骨精神の負けず嫌いさんには効果的かもしれませんね。負けづ嫌いな子供は悔しさをバネに頑張りますから。
ですが、みんながみんな負けず嫌いなわけではないですし、ダンスに求めているものの違いがあるので気をつけましょう。
やらされているダンスほどつまらないものはありません
親御さんがダンス好きで熱心になるあまりに、お子さんにダンスをやらせてまくる人がいます。
やらされているダンスほど、つまらないものはありません。
感情まで入っちゃってあーだこーだ言ってくる親御さんの子供はだいたい物心つく頃にはダンス辞めちゃいます。
親御さんは応援する気持ちは大切ですが、野球部で言うと親御さんは先生でも監督でもありません。位置付けするならマネージャーです。立ち位置間違えないようにしましょう。
親御さんは誰よりも選手を応援する、一緒に戦うマネージャーです。選手のモチベーションを損なわないでください。
まとめ:周りのおとなにできることがある
お子さんが伸び伸びと成長できる環境を作れるのは周りの大人です。お子さん伸び伸びダンスができて上達していけば何よりです。先生と親御さんが協力しあって子供にいい環境を作り上げましょう。そうすれば子供たちはまっすぐにグングン伸びていきます。
いい環境でダンス!最高に楽しいですね!ハッピー!!
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