【ダンスの先生が教える】先生のメンタルをやられないようにする秘訣

ダンスの先生

先生はメンタルやられちゃうんですよ、ほんと。

先生ってメンタルやられるんですよね。ほんと。ダンサー仲間でもメンタルやられて教えるの辞めたいって思ってしまった子がいて本当に残念です。そこで、先生のメンタルの保ち方をまとめてみました。

 

結論からいうなら先生のメンタルの保ち方は次の通りです。

【先生のメンタルの保ち方】

①心の余裕を持つ

②気持ちまでやりきらない冷静さ

③応用を考えていって飽きない

④バカなフリして謝っちゃう

⑤強い信念を持つ

ダンスの先生をしてきて17年。沢山のトラブルを通過してきました。色々ありましたが、メンタル強かったらどうにかなるもんです。上記を説明していきます。

それでは宜しくお願いします。

 

心の余裕を持つこと

だいたいメンタルやられちゃうときって余裕がないとき、心が狭くなっていくときに、あーでもない、こーでもないって考えちゃうんですね、人って。

心が狭くなってくるとキレやすくなったり、もの凄く落ち込んでしまったりするのです。

いつでも心の余裕を持ちましょう。

どうやって心に余裕を持った生活を送るかというと

・時間に余裕をもつ

・小さいことはまいっかで済ませる

・もうダメそうだなって思ったらやらない

 

ということに意識してみてください。

時間に余裕をもつ

時間に余裕を持たせないとパッツパツで慌ただしく1日が過ぎていく。そういう日は心を亡くすと書いて“忙しい”と言います。忙しい日が続けば心に余裕がなくなってしまいますよね。

ダンスでいうと、間に合わない時間のリハーサルに急いで行くよりも、先方に「遅れていきますが◯◯分には必ず着きます」と連絡して先に余裕を持った時間を設定しておくとそこに余裕が生まれます。

どうやってもどこでもドアがないかぎり間に合わないリハーサルを組まれてしまった場合に使ってください。

真面目な人ほど忙しくなっちゃうんです。余裕を持ちましょう。

小さいことは“まいっか”で済ませる

小さい出来事は“まいっか”で済ませてしまいましょう。

例えば、周りの人に軽く馬鹿にされたり、嫌なことを言われたりします。

言われた言葉やその人の行動を考えてイライラしたりずーっと同じループで出来事を思い返してしまうときがありますよね。イライラや不安が溜まりすぎるとストレスになります。

小さいことをうじうじ考えていても答えって大体出ないんです。出たとしたら「アイツ嫌い」くらいの答えです。あんまり無意味な答えです。

小さいことは“まいっか”で済ませましょう。

まいっかって言葉は使いやすいです。

あの人にこんなこと言われた・・・・まいっか!

本当はこうだったのになー・・・・・まいっか!

 

色々使えます。まいっかは心のリセットです。まいっかって思えなかったら口で言ってみてください。口に出た言葉は嫌なことを消化する第一歩です。

もうダメそうだって思ったらやらない

人間のキャパってある程度決まってます。余裕を持てるように取捨選択していきましょう。パツパツのスケジュールのところに新しい仕事が来たとします。

誰にでもできるような仕事だったら、辞めておきましょう。

魅力的で自分がやりたいと思ったら、何か他のものを捨てましょう。

なんでもできるって思っちゃいけません。マルチタスクでやったとしても一つ一つの完成度が落ちるだけです。

やらないという選択肢もあるというのを覚えておいてください。

 

気持ちまで完結させない冷静さ

気持ちまで完結させない冷静さというのは、私が部活でいつもしていることです。部活を17年も教えていて実感しました。

高校3年間で生徒たちは全力でダンスして部活を終えていきます。ですが、私たち先生はまた次の年もそのまた次の年も部活は続くのです。

毎年行われる大会に一喜一憂していたら、正直身がもたないです。そして気持ちまでやりきってしまっても困ります。また次の年には生徒たちがきて、全力投球するのですから。

情熱のともし火はずっとつけていないといけません。燃え尽きたらいけないのです。

ですから気持ちまで持っていかれないこと。生徒と同じ気持ちになって一喜一憂は身が持たないです。若い熱血教師の方はどうぞ。

私が気持ちまで持っていかれるのは部活を辞める年かもしれないですね。それくらい、心の中は冷静で、たとえ優勝したとしても次の日には次は何が良いかなーなんて考えてたりします。

 

応用を考えていって飽きない

モチベーションの話です。先生って同じことばっか教えていると飽きるんです。

これ何回言ったことだろう、これ何回教えたんだろうなんて考えたらキリがないです。

飽きないようにするにはアップデートして応用力を身につけていくことです。

 

先生は一つのことを教えるなら10個くらい引き出しがないといけない。何故なら生徒が何人もいれば考え方や捉え方が違うからいろんな角度で教えないと伝わらない。

まさにそのとおりです。応用力をつけるには日々のレッスン内容にアップデートが必要になります。そしてアップデートを続けるとモチベーションも保たれるってわけです。

思考停止は禁物です。どんどんインプットしてアップデートしていきましょう。

15年同じスタジオで教えている大先輩のダンスの先生とお話しする機会がありまして、モチベーションの保ち方を聞いたことがあります。そのお方は「一年で生徒が変わるから、人変われば面白いよー」って。

ダンススタジオの大人の方だったら移り変わりは激しいのかもしれませんね。私の教えはキッズが多いのであんまりメンバーに変動がないのでアップデートしてモチベーションを保ちます。

 

バカなフリして謝っちゃう

トラブルに巻き込まれた時、謝罪を申し出て来た時、私はこの方法を使ってます。真面目に謝る時は自分に完全に非があって反省しているときです。

ですが私が謝ることで解決出来ることや、「謝ってください!」なんて言ってくる人にはさっさと謝っちゃいます。その時使われるのが謝り顔です。眉間にしわを寄せていかにも申し訳なさそうな顔を作って謝ってます。

謝って済むなら謝っちゃいましょう。謝ってほしいっていう人は怒りが抑えられなくて撒き散らしてるだけです。

昔は悪くもないのにあやまりたくなーい!って思ってたんですけどね、スタジオの代表者として守るべきスタッフと先生がいますからとっとと謝ってます(笑)

 

強い信念を持つことでブレない一本の軸が生まれる

メンタルを保つにはブレない強い信念を持つことが一番大きいと思います。強い信念があれば多少のことではへこたれないし、精神的に強くなれます。

強い信念をもつには、まずは自分に問いかけて考えてみてください。

自分の貫き通したい思いは何かということです。そして紙に書いてみるとブレない一つの軸が生まれます。

↑5年前のスタジオ立ち上げの時に心がブッレブレのときに書きました。全部できているかって言ったらそうではないのですが、信念を持つと精神的に強くなれました。

まとめ:先生はメンタル強くないとやられてしまうー!

先生って職業は色々大変なんですよ。メンタル強くないと自分の心が持っていかれちゃいます。そしてどんな職業でもメンタルの維持管理って必要だと思います。

最終的にはどんな場所でも精神力が強ければやっていけるんじゃないかなと思う今日この頃です。

心を強くもって、余裕もってみてください。もしも嫌なことを言われたら心の中で「言ってろばーか!」って思って跳ね返してみてください。大抵のことは余裕で跳ね返せますから。

余裕があって笑顔の絶えない先生は生徒に好かれます。先生がハッピーなら教えてもらう生徒たちだってハッピーです。先生はハッピーにいきましょう!


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