【ダンス部コーチが教える】高校ダンス部に入って得られるものとは

ダンス部

登美丘高校のバブリーダンスが流行してから、メディアでも高校ダンス部は取り上げられて世間の注目を浴びるようになった高校ダンス部。

 

高校3年間をダンス部に入ると得られるものは何でしょうか?

 

この記事がおススメな方は

・高校ダンス部に興味がある方
・高校ダンス部に入りたいと思っている方

 

結論からいうとダンス部に入ると次のようなものが得られます。

 

・団体行動での動き方

・徹底した上下関係

・大学受験に有利な内申

・青春の思い出

・一生の友達

 

上記を詳しく説明していきます。

 

この記事を書いているのは高校ダンス部強豪校の現役ダンス部コーチです。コーチ歴は17年です。

それでは宜しくお願いいたします。

 

高校3年間ダンス部で得られるものって何?

高校ダンス部ってどんなところかというとざっくりいってこんな感じです。

 

・人数が多い

・どちらかというとスポーツ系の部活

・練習はハード

 

ダンス部は人数が多いです。 1学年30人くらいだと100人くらいになってしまう大所帯な部活。大会になると県でも全体で約2000人の参加者になってしまうほどです。多いですよね!

ダンス部は高体連に所属している大会に出ているのでどちらかというと運動部になります。なので練習もハードで毎日汗かきます。夏の暑い日にはTシャツ3〜5枚消費します。

ダンス部では団体行動の動き方を徹底して学べる

大所帯のダンス部の練習では団体行動の動き方を徹底的に学べます。学べるというか、どんな子でも3年間で団体行動での動きが染み付きます。

具体的にいうと、

集合は駆け足、5分前行動、荷物の置き方、靴の揃え方、報告、連絡、相談などが身につきます。

また、ダンスの大会やイベント等に行く場合でも同じです。

団体での電車の乗り方、歩き方、会場での楽屋の使い方など、ありとあらゆる団体行動の基本を学べます。

 

他校のダンス部で、大会会場の楽屋をガムテープを丸めて髪の毛一つ持ち帰るように生徒みんなで床に這いつくばってトントンしていた生徒たちがいました。

最初はちょっと異様な光景に見えてしまいましたが、借りた楽屋を綺麗にして返すことを教わってるんだなと感心しました。

上下関係ができる

ダンス部では上下関係の接し方が身につきます。

まず挨拶・礼儀・敬語は絶対です。

運動部に入っていない子はまずこの3点がなかなか出来ていません。この3点は社会人になって大人同士コミュニケーションを取る時に絶対必要ですから出来て損はないでしょう。

 

他にも先輩や先生の動きを先読みする力も養えるのです。上の人の行動が先読みして行動できると、就職してからも可愛がられるできる人になれます。

私が先読みしていたことは「お願いします!」の声出しをいち早く言うことです。それだけで存在感が現れ、部活内の指揮が高まります。どのタイミングで「お願いします」を言うのかを意識しながら先生の話を聞き、音の入る間を予想していました。

人の行動を先読みして人よりも行動できれば社会に出たときも役立ちます。

 

偉そうな私

「お荷物お持ちします!」

私が体育館に到着すると気づいた生徒たちが荷物を持ってくれます。

はっきり言ってこの行動が超偉そうに見えます。

たかが20メートル歩いて体育館の中央に集まるところまでの荷物くらい自分で持てる!と心の中では思ってるのですが、生徒たちが“上の人への気遣いを学ぶため”という理由で荷物を持ってもらいます。それ以外の生徒たちには集合がかかり駆け足で集まってきます。

 

上下関係、上の人への気遣いの配慮は将来人間関係を良いものにしてくれますので必要ですね。

 

ダンス部は進路に超有利です

ダンス部に入って3年間活動することで、進学に必要な内申や大会出場の経歴が貰えます。高校の部活に所属すると進路に有利なことは間違いないです。

実は私も大学は推薦入試で合格しました。高校受験を失敗して入ったので大学はどうにか一般入試はしたくないと思っていたので、推薦はラッキーでした。委員会の委員長とダンス部に所属していた私の内申で楽勝で大学に合格しました。

どんな子でも部活に入っていれば内申が有利になるので、今まで大会には全員出場させています。そうすれば内申に書けますからね!

ダンス部に入っているからには内申は有利に活用していきましょう!

ダンス部の生徒たちは全力で青春している

ダンス部の生徒たちは全力で青春しています。みんなで毎日汗かいて、目標に向かって頑張っています。

ダンス部での青春の思い出は一生モノ

ダンス部での汗水垂らして一生懸命活動していた青春の思い出は一生モノです。

頑張った自分が自信になって今後の自分を支えてくれもの。何年経っても色褪せないダンス部の思い出はこの先の人生にもずっと寄り添って勇気付けてくれるものであるに違いありません。

ダンス部卒業生がよくダンス部で活動してたときが一番夢中になって頑張ってたと言います。それだけ夢中になれる場ってなかなかないんですよ。

しかも大人数で一つのことに取り組む姿勢、みんなで夢中になる楽しさは大人になると味わえないですからね。

人は3年間で変われる!

ダンス部で3年間生徒を見ていると、3年間で変わる子をよく見かけます。

死んだ魚の目をしている男の子が3年生になって生き生きとした爽やかな好青年になっていたり。

人前で話すと内容が何かわからないという話し方の女の子が、要点をまとめてハキハキと人前で話せるようになったり。

ダンスをしながら一度も笑わなかった女の子が、踊りながら笑うことができたり。

側転もできないナヨナヨした男の子が、みんなを引っ張るリーダー的存在になったり。

 

3年間あると人って変わるんだなって多くの成長を見てきました。ダンス部という環境の中にいてそこでどう過ごすかが、自分自身の成長に繋がり、高校生活が充実したものになるかの鍵を握っています。

私が思うダンス部に入ってよかったこと

私もやはり友達がたくさんできたことが一番良かったことですね。

私は高校2年生からダンス部に入りました。高校1年の時に友人関係でトラブルがあったりして、それから何に対しても冷めた考えを持つような人間になってました。

でも、高2からダンス部に入って、最高の仲間に出会えました。まずダンス部のみんなは思いやりがあってあったかかったです。私が今まで友達に感じたことのないあたたかさがありました。

みんなピュアでいい子たちでした。

「母の日のプレゼント何にする?一緒に買いに行こうよ〜!」ってみんなでディズニーストアに行く時に一緒に誘ってくれました。なんか今までになかったなって思うような素直な優しさに包まれて嬉しくなったこと、今でも覚えています。

たぶんダンス部のみんながいなかったら、ダンス部に入ってなかったら、私は人の優しさや思いやりをしっかり学んでなかったと思います。

私を人間らしくさせてくれた場所です。

ダンス部に入って本当に良かったです。

 

まとめ:ダンス部に入って得られるものは多すぎる

ダンス部に入って得られるものは正直言って多すぎます。ダンス部に入らなかったら絶対に得られない経験とスキルがダンス部にはあるのです。

ダンス部に入って良かった!と生徒たちはみんな言います。そして卒業したあともダンス部を応援に来てくれます。

高校生という多感な時期をどう過ごすかによって今後の人生の歩き方も決まっていきます。たかが3年間ですが、部活に入っているとあっという間に過ぎていきます。ダンス部に入って高校生活楽しんでみませんか?絶対後悔しないですよ。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

 

 

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