ダンスレッスンで振り付けについていけない。全然踊れないからつまらない。
このように思ってダンスレッスンを挫折する人は多いです。
実をいうと私も振り覚えが悪い方なんです。
でもそんな私でも振り覚えが早くなるコツを駆使して振り覚えを早くしています。
振り覚えが悪い私が振りを早く覚えるコツをご紹介いたします。
結論から言うとダンスの振り覚えが早くなるコツは次のようになります。
・鏡を最大限に駆使する
・先生の振りの癖に慣れる
・心の中で替え歌を作る
・人の2倍練習しまくる
上記を詳しく説明していきます。
この記事を書いているのはダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオを経営して子供から大人までダンスを教えています。
振り覚え早くなってダンスをとことん楽しみましょう!
振り付けが覚えられない!振りを覚えるのが遅い人の特徴
理由を知ることでわかることがあります。振り付けがなぜ覚えられないのか考えてきましょう。
頭の良い人ほど振り覚えが遅い!?
ダンスの振り付けが覚えられない人というのは鏡を見ていない人が多いです。
大人の特徴でいうと頭で覚える人。頭で覚える人とはどんな人かというと、頭の中に先生が踊っている形をイメージして、それを一度頭の中に描いてからアウトプットする人です。
先生のダンスを見る→頭の中で思い返す→体を動かす
この作業工程で覚えようとする人は記憶力が良い人、頭の良い人や大人がよくやることです。
鏡を見ることもほとんどありません。
特徴でいうと、
・目を閉じながら踊ってる人(もしくはうすく目をあけて踊ってる)
・床を見ながら踊っている人
こういう人達は頭で回想しながら踊っているのです。
鏡を見ないで踊る人はデメリットがあって、自分が思い描いて上手く踊れていると思い込んでるのでシルエットを間違ってる人が多いです。しっかり鏡を見て先生の形まで意識すれば上達が早くなりますよ。
鏡で自分をよく見てください。すぐに上達します!
先生をずっと見てる人
先生をずっと見ながら振り付けを覚える人もまた振り覚えが遅い人です。いざ先生がいなくなってしまうと一気に踊れなくなります。
どういうことかというと、先生を見ながら踊る人っていうのは先生の形をインプットしているので先生がいなくなるとインプットした形が想像できなくなるんです。そうなると、次の動きがなんなのか出てこなくなって踊れなくなります。
先生がいなくなった時に焦ってとっさに他の人を見ながら踊るから、頭でインプットしたものと違うと脳が判断してしまい踊れなくなってしまうのです。
先生は横目で見ながら自分中心に覚えていくといいですよ!先生という見本がいなくても踊れるようにしましょう。
ダンスの振り付けを早く覚えるコツ
それでは振り付けを早く覚えるコツを教えます。振りを覚える時に私がいつもやっている方法です。
振り覚えが悪い私でもこの技を駆使すれば人並みに覚えるのが早くなっていきます。
百聞は一見にしかず 鏡を駆使した者が振り付けを制す!
ではどうやって振りを覚えていくかというと、鏡を駆使していくのです。
ダンスレッスンは鏡のあるスタジオで行なってますよね。鏡を駆使して鏡で自分を見ながら振り付けを覚えるのです。
自分の動きを鏡を見て脳のカメラで写真に取るようなイメージです。
一振り一振りを自分の形を鏡で見て覚えていくと、目で見た記憶が脳に焼きつくので覚えたあとに思い出すのが早くなります。
振りが覚えられない人や覚えるのが遅い人は、一度頭の中でイメージする作業が入ります。頭でイメージしたものを身体に伝えるためにアウトプットが遅くなっています。
鏡で自分の形を見ることにより、一度イメージしてアウトプットするというのが一緒にできるようになるのです。脳のカメラで焼き付けるように鏡を見てカシャカシャと覚えてみてください。
【バケモノのDさんの話】
私がまだ20代前半の若かりし頃、一緒にレッスンを受けていたDさんがいました。Dさんは小学一年生からダンスを初めて高校生くらいの年齢でした。
ダンスはとても上手くて、キッズ時代からコンテストなどで優勝するほどのスキルでした。
このDさんは何を隠そう振り覚えがめちゃめちゃ早い人でした。
どれくらい早いかというと、先生が振り付けをゆっくりやって教えてくれますよね。そして音をかけて見本となって踊ってくれます。これで、もう覚えてるんですよ。
2回ですよ!実質2回!すぐに踊れちゃうものだから先生からもレッスンを受けている周りの人たちからもDさんは振り覚えの“バケモノ”と呼ばれてましたね。
あまりにも振り覚えが早いのでどうやってダンス を覚えてるのか聞いたところ「先生を見るよりか鏡で自分を見てるよー。」って話してました。
それから私もこの方法を取り入れるようにしました。
先生は横目でチラっと見る。見本で音をかけたときには細かいところまで逃さないようにじっくり見て覚えるようにして覚えていきます。
目で見た方が早いのです!ダンスを目に焼き付けましょう。
先生のレッスンに通いつめて慣れる
先生って必ずしもダンスに特徴があります。
要するに“癖”があるってことです。
軸となる足が毎回左足だったり、必ず最初に出る足がいつも右足だったり、ポージングの角度だったりと、先生には一人一人踊りの癖があるのです。
一人の先生のレッスンに通い詰めてみましょう!
一人の先生のレッスンに通いつめるとその先生の動きに慣れてくるものです。
同時に、先生の好きなステップや動きのバリエーションっていうのも振り付けには繰り返し登場してくるものです。毎回全く違う動きをする先生はいないでしょう。
違うように見えても基本が同じだったりするのです。
先生の動きになれるまで根気強くレッスンに通いつめてみてください。先生の動き慣れていくと次に出る足さえも予測できるようになります。これ本当です。理にかなったような動きをするような先生はわかりやすいですね。右足の次に左足がくるような先生は割と予測できます。
先生にはよく使う好きなステップがあります。振り付けに入りやすいので基本的なステップは覚えとくと良いでしょう。
替え歌を心の中で作ってみる
ダンスの先生の中にはカウントを数えて教えない人もしばしばいます。ジャンルでいうとlyrical HIPHOPとかR&Bというジャンルで歌詞に振り付けがつくのでカウントで説明すると余計にややこしくなっていきます。
そういう時に覚えるコツは心の中で替え歌を作ってみることです。
あ、ここは「手ぇ手ぇ足足手ぇ足グーン!ね。」とか、自分にしかわからない解釈でいいので心の中で歌を作る感じです。
それが英語の歌詞の日本語バージョンの歌みたいになるとさらに音もキャッチ出来るようになります。
私はフィーリングで覚えられないタイプの人間なので「あ、この次はこっちの足が出るのね!」とかいちいち理解して覚えています。だから替え歌がわかりやすいのかもしれません。
どうしても振り覚えが悪いならば人2倍やってみる
コツというよりも努力の量で勝負しても良いと思います。人の2倍練習すればいいだけの話です。
先生の余談の時や休憩の水を飲む時間、振りを通す時にファーストとセカンドに別れた時などの時間も無駄にすることなく踊りまくるんです。
そうすると練習量が人の2倍あるので振り覚えるのが遅くても練習量でカバー出来ます。
水なんて10秒もあれば飲めます。ソッコー練習に戻って踊りまくってください。いや、レッスン中に水飲まなくても死にはしません。
ファーストセカンドに別れて順番に踊るときだって端っこの方は空いてます。レッスン中の時間を1分足りとも無駄にはしないようにしましょう。
実は私はこの方法を使っているのがほとんどです。どんなに振り覚えが悪くたって周りより多く練習すればいいだけの話なんです。
まとめ:振りを覚えるときは一番集中すること
初心者の方が目指すのはまず慣れること。その次は今日レッスンで覚えた振りは今日できるようになることです。
ダンサーを目指す人であれば、一番に早く覚えて自分の形に崩してみたりニュアンスまでつけられるといいでしょう。
バックダンサーなどをやりたいのであれば振り覚えの速さは絶対必要です。早ければ早いに越したことなはないです。頑張ってみてください。
絶対できるようになります!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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