ダンスレッスンで先生に注意されなくなったら無視されているって感じますか?

ダンスの先生

ダンスレッスンを受けていて、

先生はあの子には毎回注意している。

先生はあの子にはアドバイスしている。

私って先生に見られてる?って感じる人がいます。

 

私も若い頃同じ疑問を持っていました。

この状況は無視されてるのでしょうか?

 

レッスンで先生に無視されているのではないかという疑問に対して、ダンスの先生としてアドバイスしていきたいと思います。

 

結論からいうと次のようになります。

ダンスレッスンで先生に注意されなくなったら次のどちらかです。

・ある程度出来てるから言わなくなった

・先生に嫌われている

注意やアドバイスを受けなくなったら70%で前者です。出来てる人にはある程度できてる人にはアドバイスしなくなります。

 

上記を詳しくダンスインストラクター目線で書いていきます。

 

この記事を書いているのはダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオを経営しています。

それでは宜しくお願いします。

ダンスレッスンで先生に注意されないのはなぜ?

ダンスレッスンで先生に注意されない理由は色々あります。理由を挙げていくと次のようになります。

ある程度出来ている

ある程度出来ている場合には先生には注意されなくなります。長年同じ先生の元でレッスンを受けている生徒は、先生の伝えたいことや教えたいことは既にに身体に染み付いています。だからある程度出来ている人にはこれといって注意したり個別に教えてることはなくなっていきます。

しかしここで注意するべき現状はあくまでも“ある程度出来ている”ということです。

自分が完璧に出来ていると思っている人には先生は必要ないです。

 

したがって“ある程度出来ている”ということが当てはまります。

“ある程度出来ている”とは

・アイソレの動かし方がわかる
・リズムが取れる
・振り付けが踊れる

 

“完璧に出来ている”とは

・アイソレの質が出せる
・リズムトレーニングに溜めやグルーヴが見える
・振りの精度が先生と同じ質感を出せる

 

あなたはダンスがある程度出来ていることで満足しますか?

ダンスを本気でやるならばもっと追求していくべきです。

 

余談ですが、振りが覚えられたら終わり!完璧!って思っている人も多いです。ダンスインストラクターの気持ちでいうと振りが覚えられてからスタート地点なのです。振り付けをマスターしたらどうやって深掘りしていくかが上手くなるポイントになります。

人数多すぎで一人一人見れてない

人数が多すぎるスタジオでは生徒を一人ずつ見てアドバイスしません。グループレッスンですから仕方がないです。

長年ダンスを教えてきてわかるのは先生一人が1レッスン中に一人一人を見てあげられる限界は15人前後です。20人になると難しいですね。

20人以上のレッスンを一人で教える先生ですと、個別にアドバイスするようなレッスンスタイルをとらない傾向にあります。

先生のペースでレッスンメニューをズバズバ進めていき、アドバイスも全体の生徒に共通するような大まかなものになります。まあこれも大事なアドバイスなので聞きましょう。

私の教えている高校のダンス部は100名近くいるのでもう大変です。目が足りないのです!

少人数でも注意されないのなら無視されているのかも!?

少人数で注意されないのなら無視されているかもしれません。

ダンス先生のほとんどは自分のダンスレッスンに通ってくれる生徒さんとして見ている人に対しては伝えたいことは山ほどあります。

しかしあきらかに無視するような先生もいます。そして、無視することで気づいてほしいと思っている先生もいるのです。

例えばこんな話。

生徒の小学2年生の男の子がレッスン中にあきらかに私語が多く、とても大きな声で喋るので周りのみんなを巻き込んでレッスンが進まなくなります。先生は注意するのですが、3分もすればすぐに忘れてまた話し出す男の子。

すると先生は男の子の声が全く届いてないかのように無視をして男の子が自分で気づくようにさせました。

先生も無視すれば周りも男の子のレッスン中の私語に気を取られなくなります。周りに相手にされなくなると空気を読んで気づくのです。

これは私の知ってる子供の扱いがとても上手な女の先生がやっていました。自分で気づく教え方、そういうやり方もあるんだなって思った瞬間でしたね。

 

自分で気づくことって大事なんです。ダンスって自分と向き合って追求していくものでその延長線上でダンスがうまくなるのです。


自分で気づいて自分で学んでいくとダンスがうまくなっていきます。

ダンスを注意しないスタイルの先生もいる

ダンスこうあるべきを押し付けない教え方の先生も中にはいます。とくにストリートダンスは正解がどれっていうのが無いものなのです。例えていうなら、アート作品と同じです。だから注意ということもおこがましい。自分の表現したいものを踊ればいいという信念を持った先生もいるのです。

そういう先生は注意したりはしませんから感覚的にフィーリングで学ぶのです。

ダンス注意やされたいの?

ダンサーの先生は言葉で伝えるよりも身体で表現して伝えてくれます。注意されたりアドバイスをもらえないなら自分で感じとるしかないのです。

実は自分で感じとることが上達への近道です。

疑問が湧き、答えを求めるために追求していくことで答え以外のことも学んでいくのです。

先生として、いっぱい言いたいことってあるんです。でもあまり言い過ぎてしまうことで落ち込んだりダンスが嫌いになってしまうことって絶対にしたくないんですよね。だから注意しない先生もいます。

反対にズバズバ言いまくる先生もいますからハートが強くて負けない精神をお持ちならばズバズバ言う先生に習ってみるのも悪くないですね。

マジで嫌われている可能性も無くはない

先生だって人間ですからね。マジで嫌われている可能性もなくはないです。色んな先生を見てきましたから言えることですが、好き嫌いの激しいタイプの先生もいます。そりゃしょうがないです。先生だって神様ではないのですからね。

そういう先生だったら心狭いなって思ってしまいますよね。

どうしてもアドバイスがほしかったら自分から行動しましょう!

先生からの注意やアドバイスを待っていてはいけません。どうしてもアドバイスが欲しかったら自分から行動していきましょう。

わかったふりはしなくていい

先程も説明したとおり、ダンスが“ある程度”出来ている人には注意やアドバイスはされません。しかし、レッスンをしていて自分が疑問に思っていることがあったらどんどん聞いてみましょう。

わかったふりをしなくていいのです。

なぜならばみんな生徒だからです。学びにきているからなのです。しったかぶりして出来てないやつが一番問題なのです。それよりも素直にわからないことをぶつけてくれるほうが先生は嬉しいものですよ。

レッスンだってコミュニケーションの上に成り立っています。先生がやっているのをマネしているだけで良いのであれば動画でダンスを習えばいいのですから。

質問はタダ!タダより安いものはないのです!

質問は無料です。質問一つにお金をとっている先生なんていません。質問することもレッスン料に含まれていますので、どんどん質問するべきです。

なんせタダなのですから!

質問あるなら思い切って手をあげる!

レッスン中に先生が「質問ある人〜?」って聞いてくれる場合があります。そういう場面が来たら思い切って手をあげてみましょう。

学校の授業でも手をあげていると勝手に【授業意欲的】という印象を先生に与えて成績も良くなりますよね!あれと同じように、質問をたくさんすればダンスについて意欲的な生徒という印象を先生に与えることができます。

 

ダンスでも質問があればどんどん質問していきます。わからないことをわからないままにしておくと知ったかぶり人間が完成していきますから気をつけましょう。

先生に質問する時には絶対に何がわからないのかがわからないのはNGです!

全部わかりませんとか言ってくる人がいるのですが、それって頭を使っていない証拠です。振りの全部がわかりませんと言ってくる生徒さんもいらっしゃいます。

じゃあ最初の入り方かたは?次の動きは?と聞き返します。

頭を使っていない質問はやめてくださいね。

 

疑問に思ったことは先生に聞きましょう。わからないことは悪いことじゃないのです。最初から何もかもわかっているのなら先生なんて必要ないですよね。

実はわかった周りの人たちだってわかったようなフリをしているだけだったりしますよ!レッスン中にカッコつける必要ってないのです。

レッスン後に質問してみる

レッスン後に先生に質問しに行く手段もアリだと思います。先生のお時間の空いている時ならばしっかり対応してくれると思います。

その日に疑問に思ったことを消化できるようにしましょう。そうしなければずっと疑問は疑問のまま。答えが出せないものや、自分の間違った解釈のままになってしまいます。

いつも質問してくる小3の男の子

私の生徒にいつも質問をしてくる小学3年生の男がいます。彼はいつも質問をしてくるのですが、タイミングが悪いです。

私がスタジオでご飯を食べている時や他の先生と世間話をしている時に「先生、この振り付け見てください!」と言ってその場でダンスを踊り出します。

しかもその質問をする前にはとてもウジウジとした様子で、見かねたお母さんが「早く聞いて来なさい!」と促します。もうその声は私に聞こえております。

はっきり言って「質問するのは今のタイミングじゃない!」と思うのです。だって私のレッスンでは無い日だし、そもそも私はご飯を食べている最中です。

しかし、生徒の彼の気持ちを無視したりはしません。はっきりと「今は無理!ご飯食べてるから。食べ終わったら見ます。」と言って食後に彼にアドバイスをするのです。先生とはそういうものなのです。スタジオに入れば先生なのであり、質問してくる子を無視はできません。だって先生ですから!

まとめ:自分から質問する勇気を!

ダンスレッスンで注意されなくなったら、自分から質問していきましょう。

質問する勇気をもって意欲的に取り組んでいけばあなたのダンスがうまくなりたいという熱意も先生に伝わります。

質問することっていいことだらけなんです。

ダンスレッスンで先生に質問すると

・先生に顔を覚えてもらえる
・疑問の答えがわかる
・モチベーションがあがる
・ダンスを追求できる

学校と同じですね。

ダンス先生はダンスが大好きだから、ダンスの先生になったんです。ダンスが好きすぎるから仕事がダンスな人なのです。

だから先生だってダンスの話をしたり深掘りした話ができることって嬉しいんですよ。ハウスの先生で足の裏の使い方について居酒屋で2時間喋り続けた先生もいます(笑)ダンスを深掘りしてくる生徒さんの存在って同士が見つかったような感じで先生は嬉しく思うのです。

 

自分から行動していけば必ずチャンスに巡り合います。行動しなければなかなかチャンスって来ないのです。強いハートで目標に向かって突き進んでいきましょう。どんどん質問していきましょう!

質問はタダですからね!

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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