【リアルな話】ダンスの先生に“えこひいき”ってあるの?

ダンスの先生

ダンスレッスンを受けていて、ダンスの先生がえこひいきしてると感じたことはありませんか?

 

あの子がいつもセンターに来る。

私はダンスを先生に認めてもらえていない気がする。

 

ダンスの現場において“えこひいき”ってあるのでしょうか?

 

結論から言いますとダンスの先生に“えこひいき”はあります。

えこひいきが全くないとは言えません。人間だもの。

 

上記を詳しく説明します。

 

この記事を書いているのはダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオを経営し、ダンスの現場で仕事をしています。

 

それでは宜しくお願いします。

ダンスの先生はえこひいきするの?

華やかなダンスの世界、ダンサーたちは毎日練習に励みます。先生に見てもらう時に「あれ??」って思う時ありませんか?

日々の練習の中で「これってえこひいきなんじゃないのかな?」って思うときはないでしょうか?

ダンスの先生には2種類のタイプがいる。

えこひいきする先生としない先生

えこひいきされたければダンスの技術を上げて目立つこと。

せこひいきされたくないのであればひいきしない先生を選べば良い。

えこひいきは当たり前。先生だって人間だもの。

 

 

生徒の時に受けていた時と、先生の立場に立った時に実際にあったこれってえこひいきなんじゃないかなというエピソードをご紹介します。

それぞれの状況が“えこひいき”なのか考えていきましょう。

ダンスレッスンを受けている生徒から見た“えこひいき”

私がダンスを生徒の立場でダンスレッスンを受けている時の体験談です。

リアルな話ですからね。

ダンス部の先生はえこひいきする先生だった!?

私がダンス部の生徒だった時の話です。

ダンス部の先生は体育の先生をしている女の先生でした。凛として、カッコいい。髪の毛はオールバックで姿勢がとても綺麗な先生です。

ダンス部の先生はある日、生徒たちの前で「私はえこひいきするわよ!」と大きな声で言いました。しっかりと大きな声で。

えこひいきすると先に言っておくパターンです。「えこひいきするわよ!」という発言をした人を16年間で会ったことがなかったので強烈な印象でしたね。

先生が一体何を言ってるんだろうと高校生の私は頭にハテナマークを浮かべ、ポカンと聞いていました。

この先生が言いたかったのはダンスを頑張ってる子、ダンスが上手い子をえこひいきするという意味です。

完全なるえこひいきの現場です。

えこひいきされるにはダンスに対するやる気とダンスの技術の向上が必要ってことですね。

男の先生のえこひいき

大学時代に2年くらい習っていた男の先生です。取り巻きが多くて人気のある男の先生。毎回レッスンには数人の生徒を引き連れて来るみたいな先生です。

発表会やナンバーではいつも同じ子が真ん中にいて、その真ん中の子たちだけと仲良くするパターン先生。

中心メンバーは「〇〇先生カッコいい!」とか「〇〇先生惚れちゃう!」って好きが溢れるような感じ。目がハートになっちゃう子ばかりでした。

男の先生は取り巻きの生徒を囲み、お気に入りの子にだけいつも接していて他の生徒には目もくれず。こういう先生は中心以外の生徒たちからは嫌われてしまうか、ファンとなるかのどちらかです。

 

あるイベントの打ち上げで酔っ払ったその先生が見境いなしに不逞を働いているのを目撃して幻滅しました。私はその先生の素行の数々が許せなくなってしまい、次のナンバーのリハーサル1回目で辞めました。そしたらめちゃめちゃ恐ろしい電話がかかってきました。

先生という立場になって思うのが“ダンサーである前に人間であれ”ということです。

それからその先生には一生会ってません。リハーサル途中に辞める行為は本当はダメです。やってはならない行為ですが、間違った選択をしていないと私は思ってます。

ヤバい先生にひいきされたいと媚びてもなんも得られないですよ。

とっととやめたほうがいいです。

 

このパターンが一番最悪なえこひいきです。気分が悪いのでとっとと辞めてしまいましょう。

女の先生のえこひいき

女性の先生です。えこひいきって感じじゃないですが、生徒の女の子の一人とめちゃめちゃ仲良くなってしまう先生でした。

仲が良すぎて一時期は先生と生徒が同じような髪型、同じような服装、同じような持ち物を持っていました。相思相愛ってやつですね。

相思相愛になった生徒の子は、先生のためならと忠誠を誓っていました。そして先生も事あるごとにその生徒だけをみんなの前で評価して可愛がっていました。

ある日のこと、先生が知らないところで周りの生徒がえこひいきされている生徒さんと言い争いになってたりしてました。周りの生徒もかなりの嫉妬ですね。

えこひいきされている子とえこひいきされてない子のトラブルは大抵、先生の知らない所で行われます。

えこひいきされている子の周りから他の生徒が離れていくので、結果先生の生徒が離れていきます。

えこひいきって怖い!悪影響を及ぼしますね。

ダンスの発表会でのえこひいき

発表会でどう考えても私よりもダンスのうまくない子がずっとセンターで踊っていたことがあります。

その時にはなんでだろうとちょっと考えた結果、この先生のダンスに私は合致してないんだなと答えを出しました。

先生のイメージに合った人。私はハマってませんでしたね。

 

その子はえこひいきされてるんじゃないかなっと思ってなんだかやりきれない気持ちになりました。リハーサルの帰り道はなんか悔しいなと、普段はそんなこと思わない私でも思うほどです。

嫉妬ですね。

 

今ではあの時は私のほうがやっぱり下手だったのかなと思ってます。
昔はちょっと尖ってましたね(笑)

 

それでも“置かれた場所で咲きなさい”の精神です。発表会では納得して自分の持ち場を全うして終わりました。その先生のことは今でも好きですし、ちょっぴり嫉妬した子も好きです。その後にも先生のナンバーに何度も参加させていただきました。

 

先生にえこひいきされるにはどうしたらいい?

えこひいきする先生は実際いますね。生徒の立場ときに何度も遭遇しましたもの。

先生からえこひいきされるには次のことが必要です。

・ダンスのやる気と技術を上げる

・ダンスの先生に気に入られる

・レッスンに通いまくる

 

この3つが出来れば先生はえこひいきしてくれるでしょう。

 

しかし、えこひいきばかりしている先生の生徒は徐々に嫌気がさしてしまい少なくなっていきます。先生の皆さんは要注意です。嫉妬って怖いですからね。

先生の立場から見た他の先生のえこひいき

次はダンスの先生の立場になって体験した先生のえこひいきの話です。

こちらもリアル体験談です。覚悟してください(笑)

えこひいきが嫌になってやる気をなくす生徒と親

「先生ご相談があります。」と言ってきたのは他のB先生の親御さん。

B先生の選抜チーム(15人くらい)の中の3人を先生がいつも真ん中にしていて、それを目の当たりにしてやる気を無くしているから選抜チームを辞めたいという内容の話でした。

「いつもその子達ばかりが選ばれるんです。」

 

 

自分が先生にひいきにされず、選ばれずにやる気をなくすタイプの子っていますよね。

こういう場合は非常に残念です。ダンスは悪くないのに人のせいでダンスができる場所を一つ無くしてしまうことってもったいないと思いませんか?

言わせてもらうと、選抜チームだって他の周りから見たら選ばれているのですから、その子だってひいきされている身です。

 

ひいきされないからクラス辞める。その選択肢もアリなのかな。
否定も肯定もちょっと難しいですが私から思えばもったいないなと思うわけです。

先生に認めてもらえない子供の親気持ち

スタジオを辞めて他のダンススタジオへ通いに行くという生徒さんの親御さんにスタジオを辞める理由を聞いたところ話してくれたことです。

「やっぱりさ、ウチの子は頑張ってるんだけどさ、認めてもらえないのが寂しかったんだと思うんだよね。他の子ばっかりえこひいきするし。」

えこひいきがある中、えこひいきされない子というのは寂しいと感じてしまうそうです。

親も子供もやっぱりえこひいきされたい、というか認めてもらいたいのです。承認欲求って誰にでもありますからね。

顔が可愛いから 性格が面白いからひいきしちゃう先生

顔が可愛い、性格が面白いからひいきしちゃう先生も中にはいます。

いろんな先生がいるものですね。

 

顔が可愛い子と一緒にツーショット撮ってニヤニヤしたりする先生。

可愛くない子についてその先生の発言をご紹介します。

「可愛くないんだから努力して認められないとダメなの。可愛くない子は出来てないけど可愛いからOKってならないから。可愛くない子は出来てたら認められる。けど、出来てないし可愛くないのにふざけてるからダメなの。」

その先生曰く、

 

可愛い子→ダンス出来てなくても可愛いからOK! ダンス出来てたらOK!!

可愛くない子→ダンス出来てないとNG!ダンス出来てたらOK!

 

要は顔も性格も可愛くないならダンスで認められるくらい頑張らないとダメよーっということが言いたいみたいです。グサグサっとくる発言でビビりました。

この内容は私に言ってきた考えでありますから、生徒にはもちろん言ってませんからご安心ください。でもこうやって思って生徒のことを見ている先生がいるってのも事実です。

 

会社の面接でも顔が可愛い、性格が面白い、などの理由で採用されたりするじゃないですか。そんな感じのえこひいきです。

えこひいきしない先生もいます

「〇〇ちゃんはタイプ〜。私は一生懸命で真面目な子が好き。」って、先生だけで話している時にある先生が言ってました。

そんな事を言ってるけれど私から見てその先生が〇〇ちゃんをえこひいきしている感じは全く取れないし、周りもえこひいきと思っている人はいません。

この場合はえこひいきにならないと思います。ただの好きってだけです。人間の好みの問題ですね。

えこひいきではない事例

えこひいきと思われがちですがえこひいきではない事例を上げておきます。

このような事例はえこひいきではありません。

上手い子は前下手な子は後ろってえこひいきではない!

ダンスのコンテストやスキルを問われる厳しい現場で、ダンスが上手い子が前の方で踊って、下手な子が後ろの方で踊るというのはえこひいきでしょうか?

この場合はえこひいきではないです。

なぜならばダンスは実力勝負だからです。

それがえこひいきで悔しいと思うなら技術を向上させるだけです。日々のレッスンに自主練を頑張りましょう。

先生のレッスンを長く受けている子

先生のレッスンを長い間(5年くらい)どこの場所でも受けている子がえこひいきされていると他の生徒の親御さんが言ってきました。

本当にそうでしょうか?

先生の立場からいうと、自分のレッスンを長く受けてくれていて、先生が理想としているダンスがしっかりできるような生徒をえこひいきしてる態度を取ることはしていません。どちらかというと当たり前に近いです。

 

私はその親御さんに言いました。

「そこまでえこひいきって思わないけど、毎回ずーっと受けてくれる生徒に対して、情はあると思いますよ。」

先生だって、人間だもの。

 

まとめ:えこひいきは実際あります

えこひいきってあるんだって聞いてショックと思う人もいるかもしれません。

えこひいきはあって当たり前です。先生だって人間だもの。

先生だって人間ですから「好き嫌い」はあると思います。えこひいきが嫌だって感じるのはえこひいきされた子の周りで嫉妬しているからです。

 

先生にえこひいきされたいって思うのであればダンスをめちゃめちゃ頑張ってダンスの技術で目立ってえこひいきされるようになればいいですね!

 

ただ嫌な感じのえこひいきだなって実感することはありますよね。
嫌なえこひいきの先生には習うの辞めたらいいと思います。身のためです。生徒は先生を選べるんですから。

私はえこひいきされるような生徒ではなかったです。えこひいきが嫌なだなって思う先生のレッスンは行かなくなりました。先生のせいでストレス感じてたらダンス楽しくなくなっちゃいますからね。

 

もう一つお伝えしておきたいことがあります。

 

私が先生である時、生徒に対しては何にも思いません。何故だかみんな常に一定です。特に好きとかの感情はなく、生徒に対しては無く平等に見えてしまします。そのかわり、赤ちゃんは誰でも大好きです。これがえこひいきですかね?(笑)

要するに、えこひいきする先生もいればえこひいきしない先生もいるってことです。えこひいきされたければダンスの技術をあげること、えこひいきされたくないのであればえこひいきしない先生のレッスンを受けましょう。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

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