【ダンスの先生が教える】子供のやる気の引き出す4つの方法

ダンスの先生

ダンスの先生を長年していると親御さんからこんなことを言われるようになります。

「この子、全然練習しないんです。」

習い事に通うならばスキルを取得するために家でも積極的に練習している姿を見たいですよね。

なぜなら親御さんはスポンサーなのですから!

そして何より子供が頑張っている姿を見て「あー、いいな。仕事がんばろう!」って子供に元気をもらいたいのですから!

そんな親御さんのお気持ちわかります。

そしてやる気のない生徒にぶち当たってしまってどーしたものかと悩んでいるダンスの先生もいらっしゃいます。

結論からいうとこうなります。

【子供のやる気を引き出すには】

・動機付けをしっかりやっておくこと
・楽しさを教えてあげること
・習慣化すること
・命令はNG

この4つを見直してみると改善されていきますよ!

上記を詳しく説明いたします。

 

この記事を書いているのは、ダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターでダンススタジオの経営者です。高校ダンス部のコーチもしています。

 

それでは宜しくお願いいたします。

ダンスの習い事で子供のやる気はどうやって起きる?

はじめにダンスという習い事において、子供のやる気はどうやって起きるでしょうか?

答えは簡単です。

子供がダンスやりたい!と思わせることです。

習い事には動機付けが肝心

習い事をさせる時には動機付けが肝心です!

子供がダンスを自分からやりたい!って自分から発信している場合はそのままダンススタジオに連れてきてダンスを見せることでさらに動機付けができます。

しかし、たまにいるのがいきなりダンススタジオに連れてくる親御さんです。

おそらく親御さんがダンスが好きでやらせたいのが出ていて、とにかく早くダンスを習いにいかせたいから子供の気持ちも何も考えずに連れてきてしまう人。

この場合ですとすんなりスタジオに入らない子まで出てきてしまいます。

学校の先生はいつも動機付けから入るのです

学校の授業ではいつも動機付けから入ります。

「1+1はなんで2になるんだろう?」→算数

「空の雲ってなんで浮かんでるのかな?」→理科

こんな話を生徒としながら興味を引いていきます。知りたいことを増やすのです。人は自分が興味が出ると行動していくものなのです。だから動機をつけると自然と行動していきます。

動機付けとは人の興味を引き出すことです。

習い事も同じです。興味を引くことでやる気がアップします。

余談ですが、学校の先生ってすごいですよね。学びたいと思っている子だけじゃない子までちゃんと教えなきゃいけないのですから。習い事の生徒はほとんどが動機がある子です。やる気の出ない子は私が考える限り50人に一人くらいの割合でいるかなって感じです。

やる気がアップするための動機付けの方法とは

やる気がアップするための動機づけの方法があるとすればこのようになります。

【ダンスのやる気がアップする動機付けの方法】

・ダンス番組やダンス動画を見せまくる
・ダンスの舞台を観に行く
・ダンスイベントに行く

 

まずはダンスを見せること、そして踊ってみたら自然に褒めてあげてみてください。

「お!上手いねー!いいねー!」こんな感じです。

人は褒められると自信に繋がっていくのです。豚もおだてりゃ木に上ります。さりげなく褒めてもっとやってみようという気持ちにさせてるのです。

私も長年やっているとダンスへの情熱が薄れていく時あります。そんな時はダンスイベントを観に行ったり、クラブに行ってみたり、ダンス動画をたくさん観たりするとダンスへの情熱が帰ってきますね。オススメです!

ダンスの楽しさ・面白さを教えるとやる気はアップする!

ダンスの楽しさを教えてあげることがやる気をアップさせます。

楽しい練習はめっちゃやるって話

土曜日のレッスンで、小学3年生の男の子が“ワキオナラ”をやりはじめました。右腕のワキの下に左手を添えて右腕を閉じると「ブッ!」っとオナラのような音がなるアレです(笑)

オナラのような音でクラスのみんなは大笑い。その光景に私も笑ってしまいました。レッスン後に冗談交じりで「今週のレッスンはワキオナラね!」と言いました。

するとどうでしょうか。

いつもは練習してこないヤツが次の週の水曜日にワキオナラを両脇とも完成させておりました!軽快な音で「ブッブッ!ブッブ!」と鳴らして見せてくれます。

こんなの練習しまくるなんてアホだな〜と思いながら、私はあることに気がつきました。そうか、楽しいし面白ければめちゃめちゃ練習してくるんだな!練習を練習と思ってもないんだな!っということです。

 

【子供の練習とは】
練習を練習と思わせないような楽しい練習を考えていけば、子供は遊びながら練習していくのです。

 

私も毎回面白い練習メニューを考えるようにしています。

コアな部分だって楽しそうに話すとめちゃ面白い

POPダンスのWSに行った時に、先生がPOPへの愛が強すぎて教える情報量がハンパない人がおりました。ダンスの歴史や背景と、自分のダンスストーリーを織り混ぜて話すので最高に面白いレッスンでした。

情報量が多いから次からはメモ取らないと全て入らないくらいです。

でも楽しそうに深いところを追求する先生の話はレッスンを受けている私にもとても楽しいものになりました。

練習しない子には習慣化させるといい

練習しない子、練習が身についていなければ習慣化させると良いです。

歯磨きって朝と晩に必ずしますよね。そんな感じで日常の中で習慣化させてしまえば練習を練習と思わずにやっていきます。

生徒のママさんで3歳の男の子に【朝ご飯の前にダンス3回というルール】を作ってやっている方がいらっしゃいました。

 

犬のお手してからエサみたいになってますが(笑)それでもご飯が食べたいからとりあえず身体動かしておこうかなって気になるのですかね。

習慣化しているのでレッスンでは注意力散漫ですが音楽がかかったらしっかり踊れるので可愛いです。

命令系な指示はNG!最終的にやらなくなります

感情が入りすぎてしまって「練習しなさい!」っといいまくる親御さんがいらっしゃいますが、あまりよろしくは無いようです。

命令系がNGな理由とは

命令系がNGな理由としては、最終的には命令に従わなくなった時にやらなくなるからです。私だって嫌ですもん、命令されるのって。誰だって嫌ですよね。命令されても嫌じゃない人って思考停止してませんかね?

「ダンスしなさい!練習しなさい!」っと言われ続けている子供は物心ついて中学生、高校生になって親への反抗心が高まると全く言うことを聞かなくなるのです。

だからそういう子はだいたいダンス辞めちゃうんですよ。そんなの寂しいです。

勉強だって同じことです「勉強しなさい」って言われて本気で勉強してる子なんて見たことありません。勉強しなきゃなって動機にはありますが、半ば嫌々なので身にならないのです。

「この商品を買え!」っと命令されて買う人はどれくらいいるでしょうか?

人が動くには

人が動くには動機があって心が動いてはじめて行動します。

やる気を引き出して行動させるには、

①動機をつける

②楽しさ・面白さを教える

③習慣化させる

④出来たら褒める

 

この方法を回していくと「やれ!」と言わなくても勝手にやっていきますからすごいです!みなさんも是非ためしてみてください。

ダンスの先生ができること

ダンスの先生として子供のやる気を起こすにはどのようにしていけばいいのか考えていきましょう。

・レッスンで教えることはなんですか?

・何が身につきますか?

・何を大切にして教えていますか?

 

明確な基準があるとその先に見えてくるものが違いますよね。レッスンで教えられることはたくさんあるのです。

 

まとめ:やる気を引き出そう!

やる気を引き出すことが出来れば、学校の先生と同じようにぶっちゃけどんな人にもダンスは教えられるのです。

ダンスが楽しい!面白い!もっとやりたい!って思う人を増やしていきましょう。

また、子供の親御さんはやる気の引き出し方がわかることでダンスだけでなくお子さんにいろんなことを教えられるのです。やる気を引き出して多くの楽しい経験をさせてあげてくださいね。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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