夏はダンスの大会が多いですね。やっぱり賞を獲りたいですよね。
ダンスコンテストで勝ちたいなら練習の質を高めてみてください。
この記事はこんな人にオススメです。
・ダンス部で活動している生徒
・ダンス部の顧問先生とコーチ陣
結論からいうと、練習の質を高めるには次のことに注意してみてください。
【練習の質を高める】
①モチベーションをあげて継続させること
②効率的に時間を使えるようにする
③全てにおいて能動的に動くこと
上記を詳しく説明していきます。
この記事を書いているのはダンス部指導コーチ歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオも経営しています。ダンス部は強豪校で、全国大会に出場して入賞しています。
それでは宜しくお願いいたします。
コンテストで勝ちたいならダンス部の練習の質を高めること
高校生のコンテストではみんな同じ年代です。
他の高校も練習してますし、みんな頑張ってます。同じ高校生なのにダンスが強い高校と弱い高校があるのはなぜでしょう?
それはまさしく、練習の質に差があるのです!
反対に言うと、練習の質を良くすれば生徒たちはダンスも上達していくし、コンテストで上位に上がれます。間違いないです。
ダンス部は引退があるので一年ごとにメンバーが変わります。しかし、質上げされた練習は後輩たちが受け継いでくれるので、徐々に質上げされた練習がデフォルトになっていきます。
では質上げされた練習をするにはどうすれば良いのかを具体的に教えます。
簡単なのは声出し とにかくみんなで声を出そう!
簡単に練習の質を高める方法があります。それは声を出すことです。とにかく声を出してください。「はい」「お願いします」「ありがとうございます」人間はポジティブな言葉に引っ張られるのです。そして声を出していけば活気が生まれます。
練習辛い時に「がんばろー!」って大きな声を出してくれる人がいたら、その気持ちにみんなで乗っかれます。
声出ししているチームで劇的に弱いチームってみたことないですよね。元気出していきましょう!
ダンス部全員のモチベーションを上げて継続させること
ダンス部の練習をワクワクしながらやってます?ダンス部全員のモチベーションを上げて継続させることがまず重大要素です。
モチベーションを上げるにはまずは目標を掲げましょう。ダンス部全体での目標。そして個人の目標も決めましょう。
この時に注意するのが目標をなるべく具体的に設定することです。
以前、部活の練習の今日の目標のところに「ダンス頑張る!」って書いてあってさすがに注意しました。ダンス頑張るのなんて当たり前で頑張るっていうのって誰でも言えるし、ダンス頑張るって目標の達成って目に見えないもので達成したのかもしてないのかも曖昧です。
目標を深掘りしていけば何をすべきであるのかわかります。目標を達成させることで自信がついていくのです。
例)部活全体の目標
「ダンスコンテストの予選に一位通過する」
具体的な目標
・余裕を持って本番に臨む
→1日3回は必ず全員で一歩通し
・ダンスにメリハリをつけたい
→筋力アップ 腹筋毎日3分キープ
個人の目標も決めるともっと頑張れる
個人の目標を決めることで個で強くなれます。強い個が集まれば強いチームを作り上げられるのです。
個人の目標も具体的に決めていきましょう。
そこで、9マスのマンダラーとを使ってみてください。
まずは自分の目標を真ん中に書きます。そして周りの8マスには目標を達成させるために必要なことを書いていきます。
有名な話ですが二刀流の大谷翔平選手がやっていましたね。
参考に貼っておきます。
←9マスをさらに具体化しています。
部全体の大きな目標を達成するべく、個人の目標に取り組めばどんどん目標達成に近づいていきますので是非やってみてください。
モチベーションを下げてしまうもの
モチベーションを下げてしまうのは以下のことです。
・時間を守らない→周りがイラつく
・プライベートの変動→彼氏と別れた、凹む
・成績が下がった→落ち込む
モチベーションが下がってしまうと要注意です。個々の気力の低下はチーム全体のモチベーションを低下させます。
ポイントはプライベートを部活に持ち込まないことを徹底しましょう。気持ちを切り替えることです。落ち込んだり余計なことを部活では考えないで集中して全力で取り組めるようにすると良いです。
とくに時間を守るということは大人になって社会に出てからも大事なことなので高校生の今のうちから注意しましょう。
モチベーションは高く継続させること
高いモチベーションを継続することにより、成果が発揮されます。
実は継続するのが一番難しいんです。だから具体的な目標を徐々に達成していく積み重ねをするのです。
常に全力疾走で走り続ければバテますからね。マラソンのように継続していくというのが一番良いと思います。
高い目標設定でマラソンする。モチベーションを継続させていきましょう。
効率的に時間を使えるようにすることの大切さ
ダンス部の1日の練習時間は平日は2時間くらい、土日だと3〜4時間くらいです。ダンス部の少ない練習時間をいかに効率よく使うかが練習の質をあげるキーポイントです。とにかく時間を無駄にしないことで質の高い練習ができます。
3歩以上は走れ!
集合する時に走ってますか?歩いてますか?
ダラダラと歩いて集まってくるのは時間の無駄です。さっさと集まれば30秒縮められます。
部活は集中力が無い練習が一番無駄です。無駄な時間を過ごしていては練習の質は下がります。
3歩以上の移動は走りましょう。
ドリンクの時間は30秒で済む
水を飲みに行く時間も削れます。端っこに行って水飲んで帰ってくる時間も30秒でまとめらます。これをダラダラとおしゃべりしながらワイワイと5分もかけていると、
1回の練習のドリンクタイム
30秒×5回=2分30秒 →週6練習で15分
5分×5回=25分 →週6練習で2.5時間
時間を削れば1回分の練習が出来るのと同じなんです!無駄を徹底的に無くしましょう。
音響係が練習の質を高める重要人物!?
ダンスの音楽をかける音響係がスムーズに機能していれば練習の質がグッとあがります。
音の入れるタイミングがモタついているとモチベーションの低下に繋がってしまうのです。音響係は常に練習の先回りをしてみてください。音楽をかけてやろうって時に即座に音楽を出せれば、練習のスピードが確実にあがってきますから。
受け身になるな!全てにおいて能動的に動くこと
生徒の皆さんが受け身ではいけません。部活は生徒主体で行うべきなのです。
なぜなら、活動しているのは生徒たちなわけですから。
先生よりもコーチよりも先回りしよう!
先生に言われたからやる、コーチに言われたから行動するではいけません。
とにかく生徒主体で動けるようにします。
そのために必要なのは先生とコーチより先に行動することです。
私が教えているダンス部の衣装はまず生徒たちから案を出し、次に衣装係がまとめて先生たちと相談して決定して、衣装の試作品を作ります。
衣装係で私の先回りをしたチームがいました。週2で教えに行ってるのにも関わらず、衣装についてアドバイスをして次にまた教えに来た時には試作品が出来上がっている!しかも恐るべきスピードの速さで何パターンの試作を作り上げていました。
手作りの衣装だったので、きっと相当頑張ったんだなっと思います。そのチームは県大会で70チーム近くある中で見事に優勝しました。
能動的に動いてコーチを生徒が使ってしまおう
言い方悪いですが、コーチに言われてやるのではなく、あえてコーチをうまく利用しましょう。
コーチがこうしたからこうしたではいつまでたってもだめです。
使うというと、お世話になっているコーチに対して失礼にあたるかもしれません。しかし、コーチを使えるくらい先回り出来れば練習の質は上がります。
例えばフォーメーションを考える時、コーチよりも先にフォーメーションを一度つけてみましょう。そしてコーチにこう言いましょう。
「私たちで先にフォーメーションをつけてみたんですけどアドバイスください!」
これでバッチリです。指示されるまで動かないのは時間がもったいないですね。まずは頭を使って、そしてコーチや先生を使えるくらい先回りしてみてください。
ディスカッションはみんなでしよう
言いたいことも言えないで部活に参加しているのであればそれは間違いなく受け身の体勢です。
自分の意見を持つことって良いことなんですよ。チームを良くしようとする発言は貴重な財産です。
5
反対に「疲れたー」とか「だるいから無理」とかいうマイナスなことを発するのは良くないですね。
みんなで意見をぶつけ合いながらより良いチームにしていきましょう。チーム内ではみんな平等です。
まとめ:練習の練習はするな!本番の練習をしろ!
いかがでしたでしょうか?
練習の質は生徒の気持ちから変えていくことが大切です。心が変われば行動がかわります。
ダンス部の皆さんの更なる挑戦を応援しています。良い練習でワクワクしてダンス部の時間を有意義に使いましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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