ダンス部に入ったらコンテストやコンクールなどに出場する機会があると思います。ダンス部強豪校はめちゃめちゃ強いですよ。ですが、弱小ダンス部でも勝てる方法を教えます。
なぜ勝てる方法を教えるかというとダンスで勝って生徒たちに自信をつけさせたいからです。コンテストに生徒たちを出す理由はそれだけです。生徒たちの自信になる。自分にもできるんだって思ってほしいからです。
ダンス部のコーチがいないところやダンスについてあまり知らない顧問の先生がいるダンス部が多いです。勝ちたい生徒、勝たせてあげたい先生方は是非読んでみてください。
なお、この記事の信頼性としては
・私が現役のダンス部コーチ
・優勝経験のないダンス部を優勝に導いたことがある
以上です。それでは宜しくお願い致します。
優勝するために必要な要素
ダンスコンテストで優勝するには、以下のことが必要です。
①チーム力
②強みを生かす
③独創的なアイデア
④ダンススキル
⑤客観視
1つずつ詳しく説明します。
チーム力
優勝するためにはチームが必要です。優勝したいと強く願うチームが必要になります。
コンテストに向けて勝つにはまずはチームの指揮を高めましょう。チームの中で1人でも「コンテスト優勝は無理〜」とか「ダンスより彼氏と遊びたい」などのコンテストへの意識が低い人がいるとチームの指揮を下げていきます。
“コンテスト優勝”への優先順位を高めてチームが1つになるようにします。
ちなみに、生徒全員をコンテストに出場する場合と、生徒から選抜して出す2パターンがありますのでそれぞれのメリットとデメリットを書いておきます。
生徒全員の場合
メリット
→結束力と責任感が生まれる・進学などの経歴に〇〇大会出場って全員が書ける
デメリット
→スキルのバラつきがある
生徒から選抜する場合
メリット
→スキルにまとまりがある・向上心が生まれる
デメリット
→生徒どうしがライバルだからピリつく・出れない人は実績がつかない
私の教えているダンス部は前者の全員出場にしています。ですので、全員が1つの目標に対して動いています。何より良いのが経歴に書けるということです。進学や就職するときに必要な実績を部員全員に作れるのが全員出場の良いところです。
そろそろ、もう一歩ステップアップする時期かなと思って「選抜して大会に出る?」って生徒達に聞いたことがありますが、女子も男子も「みんな一緒に出たいです!」だそうです。だから私は全員出場でどうやって優勝するかをずっと考え続けています。
強みを生かす
コンテストで勝負するときはチームの強みを生かしていくと良いでしょう。他のチームにはない自分のチームだけの強みです。強みが無いなら作るか探しましょう。強みを生かすことで他のチームと差別化していきます。
例えば野球チームだとしたら、以下の通りです。
〇〇のチームは打てる選手ばっかだから攻撃重視でプレー
△△のチームは鉄壁の守りと相手のミスを誘うようなトリックプレイがうまい
まずは自分たちのチームはどんなチームなのか、そしてどれが強みがあるのかを分析してみてください。強みは磨けば武器となり、勝てる要素の1つとなります。「このチームのこれが凄い!」と見ている人に印象つけられるようにすれば、審査員にも伝わります。
私が教えているダンス部の強み
・人数が多い(いつも50人以上はいる大所帯)
→ダンスの迫力が出せる
・男子がいる(そのうち15名くらいは男子)
→アクロバティックな動きができる
・顧問の先生がチア出身
→人の上に人を乗せるの得意
考えてみたら見つけられると思います。もしも強みがないなら作ればいいのです。自分たちが何が得意で、どんなことが強みになるのかチームでミーティングしてみましょう。また、強みは1つじゃなくてもいいのです。ですが、あればあるほどどれが強みなのかわからないので最大3つまでに絞りましょう。
強みはチームの特徴みたいなものです。見つけましょう。
独創的なアイデア
ダンス人口が年々増え続けております。そしてダンス部自体も年々増え続けていますので大会では20校30校はあたりまえ、多いところで70校が出場するダンス部の大会もあります。
ここではあなたが審査員と思って考えてみてください。審査員が70校もある作品を見てその日のうちに順位を決めるのです。70校全部の記憶が一度見ただけで全部覚えられません。印象に残るものだけが記憶されると思います。
そこで必要となるのが独創的なアイデアです。
他のチームと絶対に被らない、
・ダンス作品
・衣装
・音楽
この3つを独創的なものにすれば審査員や見ている人の記憶に残ります。今の時代はアイデア勝負です。
一度、大会で、紫色がめちゃくちゃ流行ってたみたいで、10チームくらいの高校の衣装が紫色だらけでした。紫色のオンパレードで1チームずつ記憶は薄れていきます。
あと、音楽被りもやめたほうがいいです。他のチーム同じ音楽を使ってしまうと絶対にどっちのチームが良いのかを比べられてしまうからです。
独創的チームは記憶に残ります。アイデアだけで上位は狙えます。
ダンススキル
これは言わずもがなですね。ダンススキルがなければコンテストで優勝は難しいです。そこでダンススキルについてはポイントだけ押さえてください。
大人数のチーム(20人以上)
大人数20人以上のチームはとにかく揃えることを最重要にしてください。日本人は揃っていることに感動を覚える性質です。なのでとにかく振りを揃えることです。チームの人数は迫力の源です。ですが、1つ注意してください。
揃えば迫力だし、揃わなかったらバッラバラでミスが目立って作品のクオリティを下げます。
振りを揃えることが最重要なので、全員ができないものや振りが揃えられない動きよりかも、揃えるためにちょっと簡単なフリにするのもアリだと思います。
少人数10人程度(10人程度)
少人数の場合は振りの揃えもそうですが、個々のダンススキルが重要となっていきます。個が強ければ個で魅せられます。バラバラに踊っていたとしてもそれぞれが上手ければ成り立つからです。少人数の場合は個々のスキルアップに重点を置くといいでしょう。
客観視
ダンスコンテストでは審査員いて、その周りに多くのお客さんがダンスを見ています。そこでここでは客観視して自分たちのチームの作品について考えてみてください。
ストーリー作品を作ってもラストがどういうオチなのかお客さんに伝わっていなければ、自分たちが伝えたいことが伝わっていないということです。
これでは作品の良さも伝わりませんよね。
ですから客観視してみて、お客さんや審査員がどう思うかを考えてみることが必要なのです。
この部分でがっつりハートをキャッチしたいな。
ここでは会場が沸かせたいな。
このように見ていくと自分のチームにはあと何が必要なのかがわかってきますよね。客観視して自分のチームのダンスに必要な要素を見つけていきましょう。また、振りが揃ってないところ、うまく見せられないフォーメーション、作品のストーリーの良さなどの客観視で見つけられる欠点は多くあります。
どんどん自分たちのチームの作品のクオリティを上げていきましょう。
まとめ:3年間で変われる
実際に、ダンスコンテストで優勝を目指してから4年ものかかりました。ですが4年間のうちに出た大会は年に2回ですから合計8回の挑戦です。優勝を目指してから生徒たちの意識や練習の動き方も徐々に変わっていきました。そして優勝を目指す先輩達をみて後輩たちの意識が育ちっていきます。ダンス部はずーっと続くのですから、優勝を目指すチームになれば絶対優勝できます。
高校生をたくさん見てきて気づいたことは、本当に3年間で生まれ変わっちゃうんだなーってことです。
死んだ目をしてるような男の子も生き生きとしたカッコいい男の子になるし、踊っていて一度も笑顔を見せなかった女の子もめちゃめちゃ笑顔で踊るようになります。
高校生の多感な時期を充実させて将来どんなことにでも挑戦して頑張ってもらいたいと私は思うのです。
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