【ダンスレッスン】幼児さんにレッスンで最初に教えるべき5つのこと

幼児レッスン

幼児クラスのダンスレッスンは大人クラスやキッズクラスとは教え方に工夫が必要となります。

この記事はこんな人におススメです。

・幼児クラスのレッスンがうまくいかない先生
・子供が好きでダンスを教えてみたい先生

 

幼児さんに教えるべき5つのことをご紹介します。

結論からいうと次のようになります。

ダンスレッスンで幼児さんに最初に教えるべきことは次の通りです。

・挨拶の仕方

・お話の聞き方

・チャレンジ精神

・お約束

・整理整頓

 

以上です。上記を説明していきます。

その前に、全然ダンスのことじゃないじゃん!って思った人も中にはいるかもしれません。しかし、この5つを教えておくとダンスレッスンもスムーズに行えるようになります。

 

この記事を書いているのはダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオも経営しています。

それでは宜しくお願い致します。

ダンスレッスンで幼児さんに絶対に教えるべき5つのこと

ダンスレッスンを受けるのは幼児さんです。幼児さんというのは年少さんから年長さんまでの年齢つまりは3歳から5歳の子供です。

ざっくりいうと、こんな感じです。

・難しい言葉は通じない

・身体を思うように動かせない

・どうやっていいかわからない

頭で考えるよりも、学ぶべきことは習慣として身につけさせてあげることが大事になってきます。

 

挨拶の仕方を教えよう

“気をつけ”のポーズもかっこよくできない子はダンスが踊れるわけありません。
【カッコいい挨拶】を心がげています。

「先生が“気をつけ”って言ったら、足はグー、手は横にピッ、胸はピーンと張って、顔はシャキーンって顔して〜!」

顔はシャキーンって顔しての所でシャキーンっぽい顔するとめっちゃウケます。

「礼って言ったらおねがいしますって大きな声で言ってね。ではいくよー!気をつけーッピ!礼!おねがいします」

これで最初の掴みはOKです。しっかり注目してくれます。

話の聞き方は先生の言葉が届くようにする

ご挨拶が終わった後はお話する時間を設けます。名前を読んで出欠確認したり、今日やる事をお話したりします。その時に人の話を聞く姿勢を教えます。
座って話を聞く場合は体育座りです。

「先生のお話を聞く時は、足はお山さんを作って背中はシャキーンとしてね。」

大体話が1〜2分もすると姿勢が崩れていく子が出てくるので「はい、ちゃんと座るー!」と言ってどんどん注意していくとやがてお話を聞く姿勢が身についていきます。

【ダンスレッスン】幼児さんにレッスンで最初に教えるべき5つのこと

お話が聞けない子は指導しても届いてないので意味がありません。話を聞く姿勢をつくること、集中してお話を聞くことを習慣化させましょう。

チャレンジ精神

幼児さんたちは出来ないと思ったら諦めてしまう傾向が見られます。子供はできないとやりたがらないです。しかし、できないからやらないという気持ちを最初から持ってしまうとダンスレッスンにおいては何もできません。最初は出来ないものですから。

「先生はね、できなくても怒りません。怖い先生でもありません。明るく楽しい先生です。ここは練習する場所だから失敗してもいいです!どんどん失敗してください。」

スタジオが練習の場所であることをちゃんと教えてあげることと、失敗することを恐れずにどんどん練習していくチャレンジ精神を植え付けることが大切です。

 

どんなに失敗しても良いんです。成功するまで諦めなければできることが増えてきてダンスが上達します。ダンスが上手くなれば自信がつきます。

 

お約束 泣いたら外に出すルール

幼児さんのレッスンのお約束として、泣いたら外に出してます。
泣いてたら練習も何もできないし、大声で泣いていると周りの子も集まってきちゃうので泣いてる子は余計に泣きます。大泣きアピールです。

このような場合には一度外に出して落ち着かせて泣き止んでからスタジオに入ってもらうようにしてます。

アシスタントの先生などがいなくて一人で教えている場合、泣いている子にかまってあげるとレッスンスケジュールが遅れます。そうすると他の子供も飽きてしまってレッスン崩壊になっていくので泣いたらさっさとスタジオから出しましょう。
もしスタジオの外にママさんがいなければスタジオの後ろで座ってもらって、落ち着くまで放置です。

【ダンスレッスン】幼児さんにレッスンで最初に教えるべき5つのこと

【3歳の男の子の話】

私の教えている幼児さんで3歳の男の子がいました。ママから離れるのが嫌で嫌で、最初はレッスンどころじゃないなという感じ。

ある日のレッスンでまた泣き出してしまいました。その時はママさんがスタジオの外にもいなかったので後ろの方で放っておいて、私は他の子にレッスンをしてました。その男の子はそのままぶっ通しで泣き続け、最終的には泣き疲れてスタジオの後ろでスヤスヤ寝てしまってました。

今もダンスを続けているその男の子はもう5年生になり、レッスンに入れない幼児さんを見ると「だいじょうぶだよ!俺もそうだった!最初は泣いて、泣き疲れて寝てたんだからね!」って励ましてくれています。優しさ100点ですね!

整理整頓

強いチームは靴を必ず揃えてキレイに置いているというのをどこかで聞いたことがあり、私も実践しています。

強いチームがいると靴の並べ方に目を向けてしまうのですが、やはり強いチームは靴はキレイに並べてあるし、荷物も分散することなくキッチリ固めて置くんです。

自分の生徒がどこに行っても恥ずかしくないように、靴の並べ方荷物の置き方を最初のうちから習慣にさせておくととても気持ち良いです。

 

まとめ:子供に教える時のアドバイス

5つのことを最初に教えられると、レッスンがスムーズに展開していきます。挨拶からはじまり、お話を聞く、挑戦していく気持ちこれらができるとできないとではレッスン体制が大きく変わります。

何を教えていいかわからなかなったら、どんな生徒にしたいのか?を考えてみればいいです。私の場合ですと、子供は子供らしく、でもレッスンではしっかりとというように考えています。

私からみなさんへのアドバイスです。

最初からできる子はいません。そして、一回言っただけでできる子もいません。ですから先生というものは根気強く何度も教え続けることが大事になります。できないからってイライラしないでください。最初から出来てたら先生なんていりません。気丈に言い続けて、出来たときは褒めてあげる。それで一つの成功体験が生まれます。

子供が成功できたのはあなたのおかげなのです。

成功体験の積み重ねで自信が生まれてまた次のことにチャレンジできます。挨拶・話を聞く姿勢・整理整頓はダンスのスキルに関係なくできることです。そこで自信をつけてあげることでダンスにもどんどんチャレンジしていけるように子供が出来たことはしっかり褒めてあげましょう。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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