【一点集中練習法】初心者がダンス下手な理由と改善点

ダウンのリズムの横から見たときのかたち リズムトレーニング

ダンスがどうしても上手くならない、何をどう練習したらいいのかわからないという人は少なくないでしょう。多くの生徒を指導してきたダンスの先生が教える初心者の一点集中練習方法を教えます。

この記事の信頼性としては、

・私がダンスの指導歴17年

・子供から大人まで教えてきた実績

以上です。それでは宜しくお願い致します。

ダンスの練習が何をやればいいかわからない

ダンスの練習でやることといえば、アイソレーション・リズムどり・筋トレ・振り付けなどです。練習メニューが沢山あって何をどれだけやったらいいかわからないという人も多くいると思います。そして沢山の練習メニューをこなす時間がなかなか作れないという人もいるでしょう。

そこで、大事になるのが一点集中練習です。

一点集中の良いところは

①目的が1つだけだからブレない

②集中して練習できる

③一度の練習時間が少ない

④一点得意なものがあればそれは武器になる

 

ということです。説明していきます。

目的が1つだけだからブレない

練習メニューの項目がいくつもあると浅い練習になってしまいがちです。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃという状態では表面的な練習をするだけで深掘りできずにいます。

練習した感だけ得られるような練習では最速で上手くなれません。

そこで、目的を1つにしぼることにより意識がブレずに練習できるようになります。

集中して練習できる

練習メニューを1つにしぼることで集中して練習できるようになります。練習目的が1つだと具体的な練習メニューを考えやすくなるし、集中して練習できるので効率アップです。

集中して練習できるということは、成果もそこだけアップします。

ということは、どれだけできるようになったかも目に見えてわかるようになるので、練習へのモチベーションがあがります。

一度の練習時間が少ない

時間は作るものですが、仕事、家庭、学校、など様々な環境のなかでやらなければいけないことは誰もが多くあって練習する時間をなかなか取れないですよね。

練習は、継続することで成果が出ます。

最初は練習を頑張ってたけど、1週間続かなかったとか、毎日同じように時間をつくることって難しいです。

そこで一点集中練習の良いところは練習時間の減少です。

練習時間を少なくして、まずは継続する習慣を身につけましょう。

具体的にいうならば、まずは1日15分から練習を始めます。

最初から30分にすると、30分の時間が取れないって言い訳する人がいるので、まずは15分から毎日始めてみてください。15分だったら、総理大臣だってスーパー忙しい人だって誰でもとれると思います。

15分の時間がないと言い訳している人は15分だけ早起きをしてみてください。そうすれば毎日の自分の時間が15分多く使えるということになります。

それでも時間がないって言う人は今の時間の使い方を見直すべきです。ワーカホリックかもしれません。

得意なものが1つあれば武器になる

もしも自分に1つ得意なものがあればそれが武器になると思いませんか?

仕事で営業だったらこの人

家事で掃除だったらこの人

野球の代打だったらこの人

ダンスでも同じです。1つ得意なものがあって身につけられたら武器になります。

周りのみんなより一歩リードし、経験者であれば“〇〇だったらこの人”みたいにそのスキルが自分の代名詞になります。

ヘッドスピンだったらこの人

指タットならこの人

ピルエットならこの人

武器が1つできればあとは磨いていくだけです。1つ武器でプロになれる可能性も見えてきますよね。

初心者の一点集中はリズムトレーニングにする

初心者の一点集中練習ではリズムトレーニングを選びましょう。リズムをマスターすることに集中すると得られる効果は次の通りです。

・リズムがブレなくなる

・筋力がアップ

・踊りがカッコよくなる

一点集中するものが決まればあとは具体的な練習をしていくのみです。

初心者のリズムトレーニングはココが下手くそ

ここではダウンのリズムについて書いていきます。

初心者のダンスと経験者のダンスを比べると初心者はリズムどりが下手くそです。ではなぜ下手くそなのかを具体的にして、改善点と練習方法を探っていきましょう。

ダンスの先生をやっていて初心者のリズムトレーニングをみていると下手くそな人は以下の通りになります。

①リズムが一定ではない

②重心移動がおぼつかない

④力が入りすぎ

⑤引っ張る力がバラバラ

 

①と②については以前記事を書いた練習方法が参考になりますので読んでみてください。

【ダンス初心者におススメ】HIPHOPダンスの自主練のやり方 

 

気合い入りすぎて力が入りすぎ

気合いだー!リズムトレーニングをするとなると必ずいるのが力入りすぎな人。

気合い入っているんですよ!すっごくいい!個人的には気合い入っていてやる気がリズムトレーニングから感じられるのは先生として嬉しいんですが、気合い入りすぎてリズムが直線になってしまいがちです。

リズムは直線ではなく曲線を意識しましょう。シャキッシャキッという感じよりボヨーンボヨーンって感じです。

 

引っ張る力がバラバラ

リズムは基本的に、膝・胸・首で取ります。人間は立っているようにバランスを取るので、膝を曲げると腰が前傾し、胸が後ろにくぼみ、首が前に出ます。このように個々の場所で引っ張り合いの力が起こっているのです。

初心者の人はこの引っ張り合いの力の配分がバラバラになっているため、リズムがカッコ悪く見えます。

引っ張り合いの力が違うとこのような形にになります。リズムトレーニングがまだまだトレーニング不足な人はだいたいこの5つに当てはまります。

①膝が曲がっていない→全部の動きがちっちゃい  筋肉足りてない

②胸がまっすぐ→背中キレイな真っ直ぐ 元バレリーナやJAZZの人に多い

③首が使えてない→そもそも首を動かす概念がない  首はもっと動くよ

④腰が前傾しない→幼児さんあるある   太もも使えてないからお尻が出る

⑤肩で胸が動いちゃってる→胸じゃなくて肩を動かしてる

 

リズムトレーニングで形がヘタな人は上記にあてはまると思います。膝・腰・胸・首がすべて連動していけるようにしましょう。

↓目指す形はこちらです

ダウンのリズムの目指すかたち

この膝・胸・腰・首の連動がうまくなできるようになることが大事です。上手く引っ張り合いをしながら同じかたちが出せるようにしましょう。

音楽に合わせて頭で考えなくても身体で覚えてできるようにすることが目標です。

効果的な練習方法

最後にリズムトレーニングが上手くなる効果的な練習方法です。実践してください。

①横から見た時にだ円を描くように柔らかく動く

②引っ張り合いを意識して動画に撮って客観視

この2つを意識して練習することがポイントです。

【ダンスの先生の15分の練習メニュー】

最初の5分

音楽をかけてダウンのリズムを一曲まるまる取る。動画も撮影する。

次の5分

動画をみて①②ができているか見直す。身体で覚えるように鏡を見て直す

最後の5分

意識できているかを見ながらもう一度ダウンのリズムを一曲分まるまる取る。動画も撮影して見直す。

 

要するに実践と見直しです。これをまずは一週間継続してみましょう。毎日たった15分ですが、7日間やれば105分の実績ができるわけです。7日毎日やることで身体も動きを覚えてくるようになります。もう一度言いますが週1回やるよりも毎日やることが大事です。毎日やればモチベーションも上がるし自主練が習慣になるからです。

いい練習をすると結果も早く出る

いい練習とは内容の濃い能率的な練習のことをいいます。

いい練習を重ねて、スキルアップを目指しましょう。目指せカッコいい自分。なりたい自分になる。カッコよく踊れる自分になりましょう。そうなれるのは1日15分からです。やるかやらないか次第だったらとりあえずやってる!頑張ってくださいね。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました