ストリートダンス検定というものを受けてみようと思い、受けに行ってきました!実体験を元に感想を書いていきます。
この記事はこんな人にオススメです。
・ストリートダンス検定を受けてみたい方
・ダンサー、ダンスインストラクターを目指している方
結論からいうと感想は次のようになります。
【ストリートダンス検定を受けた感想】 ・10代の中に30代ひとり ・昔のダンスの先生に再会する ・現役ダンサーで仕事してたらダンスの資格は必要ない ・キッズはやってみたら面白そうだな
以上です。上記を詳しく説明していきます。
この記事を書いているのはダンス指導歴17年の現役ダンスインストラクターです。ダンススタジオを経営し、高校ダンス部のコーチをしています。
それでは宜しくお願いいたします。
ストリートダンス検定を受けるには?
ストリートダンス検定を受けるにはどうすれば良いかというと次のようになります。
①ストリートダンス検定のHPでWeb申し込みをする ②写真を撮ってWebで送信 ③お金を銀行から送金 ④受験票が送られてくる ⑤当日会場で検定を受ける
ざっくりこんな感じです。
詳しくは一般社団法人ストリートダンス協会のホームページに書いてあるので読んで見てください。
Web申し込みの写真が送付できない問題発生中
Web申し込みの写真が送付できない問題発生中だそうです。
私の場合でも、Web申し込みをすると写真をその場で撮って送るシステムなのですが、そのシステムが壊れているらしく、申し込みをしたら返信が来てもう一度写真をメールに添付して送ってくださいとの返信がきました。
受験票は2週間前に届くはずが!
受験票は2週間に届きますと書いていたので、私はてっきり郵便で来るものだと勘違いしていました(笑)実際1週間前になっても何も届かないので「どうなってますかメール」を送ると、なんとメールで受験票が届きました!
メールで来るのねー!って心のなかでツッコんでしまいました。毎回ポストを覗いていた私はアホ丸出しでしたね。ははは!
そして、メールにて添付されてきたのがこちらの受験票です。
←こちらが検定の受験票です。
この受験票を当日もっていけばOKです!私はケータイに送られてきたこのメールをそのまま提出しました。プリントアウトして持ってきている子もいましたね。
ストリートダンス検定当日!いざ渋谷へGO!
そして当日、渋谷へ行ってきました。検定会場というのは東京ダンス&アクターズ専門学校というところです。“DA”と呼ばれるダンスの専門学校。
ダンスだけじゃなく俳優や声優などの勉強もできるみたいですね!
渋谷駅東口から徒歩5分くらいのところにありました!ビックカメラの通りのところです。
←この通りを20m進んだところ
←看板出てます!
注意!試験時間の30分前にはチェックインすること
受験票に試験時間が書いてあります。試験時間の30分前には入り口でチェックインをしておく必要がありますので、注意してください。
なぜかというと、30分前に着いて、着替えて、ストレッチして5分前に試験会場へ移動するのです。試験会場と言っても同じ場所の違う階なのですが、オンタイムで着くとヤバいです。着替えてアップできないです。準備不足でソワソワしてしまいます。
実際にオンタイムで着いてしまい会場の方々にご迷惑をかけていた方もいらっしゃいました。受験票に集合時間と試験時間を表記しておくと良いかもしれませんね。試験時間だけしか書いてないとうっすら読んでる人は試験時間に集合するものだと思ってしまいますからね。まあ、よく読め!って感じですが、そういうの弱い人も中にはいるでしょう。
検定前の時間は十分にとっておきましょう。
着替えして準備して5分前に検定会場へ
入り口でチェックインを終えると、更衣室と練習室に案内されます。着替えて練習室でアップなどの準備を済ませます。
↑説明の紙をもらいます。試験の流れ的なものが書いてあるのですね。
試験を受ける年齢層
練習室には私と同じように試験を受ける人たちがいました。
ざっと見て20人程度。小学生1人、中高生っぽい10代16人、そして35歳の私です(笑)静かにひっそりと30代は紛れ込みながらアップ開始です。
そして試験5分前になるとアナウンスはなく自分で下の階に移動します。
いざ!ストリートダンス検定の試験本番です!
試験会場に移動してまた説明を聞きます。
さあ、いざ本番です!
試験会場内はこんな感じ!
会場に入ると審査員が2人、スタッフが5〜6人という感じでした。
↑会場はこんな様子です。前に審査員が2名いらっしゃって、試験を受ける人は赤いテープで貼られた場所にそれぞれ立ちます。前にはカメラと、カメラを操作するスーツ姿のお姉さんがいて、端っこに音響を操作する人がいます。
ここで2人〜3人ずつ踊っていきます。
初参加はフリーダンスのみ!
初参加の人は課題の曲に合わせて1分間自由に踊ります。初参加以外の方はレベルの課題ステップがあるようで、ホームページに載っております。
課題曲の速さもホームページで載っておりますが、曲は載ってないので本番までどの音かはわかりません。
1分間の曲を10回連続でかけてもらい、そこで音をキャッチします。この10回は審査に入っていないそうです。
そしてフリー演技です。フリーで踊るのが苦手な私、とにかく踊りまくります。
って、10分もフルで踊ったらハアハアですよね!
ちょっと飛ばしすぎてヘロヘロになった私。そしてフリーで踊るのが超苦手分野。
本番は1分間を1回で終了!
本番はカメラに向かって1分間のフリーダンスを1回踊って終了です。10回も踊ってるので息も絶え絶えと、なんとか踊りきることができました。
HIPHOPというジャンルって結構幅が広いんですよね。ベーシックなものからニュースクール、今だとURBAN(アーバンHIPHOP)とかSWAG系のスタイルが流行っております。今回の試験の音楽はギャングスター系HIPHOPな曲でした。なかなか自分でもレッスン曲に選ばないないような曲だったので、フリーダンスはあんまうまくいった感じはありません。ええ、自己評価低いですが、私はフリーダンスが苦手分野で現在克服中なのであしからず。
ブレイキンの昔の先生に出会う!
私がダンス最初に習い始めたのは10代の高校卒業した後です。ナイナイの岡村さんがやっているウインドミルに憧れて、ブレイクダンスをやりはじめました。もう15年くらい前の話です。その時の先生だった方が今回の審査員の一人でした。
試験会場で審査員を見た時に再会の嬉しさに感動してしまいまいた。話はできずに試験会場を後にしましたが、試験が終わって帰り際にばったり外階段で会えたのです。
「覚えてますか?私、15年くらい前に〇〇で教えてもらっていたんです!発表会でナンバーにも出ました!」
「うーん、なんとなく覚えてるよ!まだダンスやってるんだね!」
「はい!〇〇という所でダンススタジオ経営しています。」
「そうなんだ!じゃあ今度遊びにいくよ!」
それだけでも嬉しかったです。しかも写真まで撮ってもらっちゃいました。15年前の生徒って、なかなか覚えていないものですね。私だったら確実に忘れております。
あ、ちなみに、POPの検定も合わせて受けてみました。一年前からアニメーションをやっているのですが、アニメーションというジャンルは検定にありませんでしたのでPOPのジャンルを受けました。POPは気持ち良く踊れましたね。楽しかったです!
結果は2週間後ということなので、ワクワクしながら待っています。ということで、初めてのストリートダンス検定でした。
ストリートダンス検定を受けてみて思ったこと
ストリートダンス検定は私の知っている中でも2つほどありまして、ストリートダンスに検定というものが出来たのが10年前くらいですかね。
その頃の私はこのように考えておりました。
本当にダンスの上手いダンサーはストリートダンス検定なんて受けてないじゃん! だからストリートダンス検定なんて必要ないからダンサー目指していても受けないっしょ!
この一択です。この一択しか答えはありませんでした。で、そんなことを考えてストリートダンス検定を受けなかったし、ストリートダンス検定を10年くらい前の当時受けてた子もいましたが、依然としてダンサーの中で全く浸透していませんでした。
確かにこの私でさえも、ダンス検定を受けなくてもダンサーとして仕事をしていますし、ダンスを教えてダンススタジオまで経営しております。
まさに必要がないのです。今の時点でダンサーとしてやっている人には。
ダンサーって無資格って現状
でもなんでこの検定があるのかというと、ダンスを全く知らない人にダンスが出来るという資格を見せるのには一番説得力があるからですね。
ダンサーって無資格だから名乗ってしまえばダンサーだし、教えてしまえばダンスインストラクターです。無資格じゃないですか。
だから経歴とかダンスを実際に見てダンススキルだけで勝負するもの。でもダンスがうまいか下手かなんて、ダンスを知ってる人ならわかるけど、ダンスを全く知らない人にはわからないものなんですよ。
ダンスの資格はこういう時に役立つ!
今ではもうストリートダンスは若者から大人まで浸透しておりますが、中にはダンスを全く知らないダンスなんか見ない超堅物お偉いオジサンだっているんですよ。
そんなオジサンに「君は何をやっているんだね?」と聞かれたら「はい、私はダンサーをしていてダンスを教えています。ダンスの資格も取得しています。」と話せば説得力が増しますね。
つまり、ダンスを知らない人にダンスが出来ることを証明できるものなのですね。
ダンススタジオでインストラクターをする時にはダンス検定は必要ないと思いますが、学校関係、企業などのダンスを知らない人たちの現場でダンサーであることを証明するには資格は持っておいてもいいかなと思いました。
ダンス検定のターゲットはキッズ対象にしてみたらいいのにな!
ストリートダンス検定をキッズ向けにしたら良いのになって思います。
【理由】 ①子供たちはコンテストとか大好き 承認欲求が満たせる ②ダンスはじめたばかりの子供たちがやる気を出す ③英検・漢検・数検のようにストリートダンス検定も中学や高校進学の一つの検定のポイントとして認められたら勉強苦手な子がダンスでポイントアップできるのにな
「実はストリートダンス検定を受けに行ってきたんだ!」って友達のダンサーにこっそりと話してみたら「えー!?まだあの検定やってるのー?」ってもうダンサーの中でストリートダンス検定の話題なんて浮かんでこないくらいです。
おそらくはダンサーを目指す何も知らない10代が先生に「とりあえず検定受けておきなさい」と言われて受けてるんじゃないかなって感じの人ばかりで、本当にダンサーを目指して自分で考えて受けてる人はまずいないのが現状でしょうね。
でもストリートダンス検定をキッズを対象にしたらこれから先は伸びてくるんじゃないかなって勝手に想像しちゃいました。
英検みたいに高校受験のポイントとして認められてるならば、とりあえず検定受けておこうなんて思う人もいるでしょう!
子供は認められることが大好きな生き物ですから絶対ハマると思います。とくに、ダンスはじめたてのキッズは良いでしょうね!!
まとめ:何事もチャレンジだ!挑戦し失敗を恐れる必要はないです
ダンスのブログを書いてダンスについていろんな興味が湧いてくるようになりました。ブログを書くと視野が広がるのですかね!ダンスについての興味が増して自分もまだまだこれからダンスが上手くなりたいという思いを胸に突き進んでいけそうです。そして自らの経験を生徒に伝えて、いいアドバイスが出来るようにしていきます。
これからもどんどんチャレンジしていきましょう!楽しいダンスライフを送りましょうね!
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